簿記のススメ
私は今年3月に簿記2級を所得しました。本日は、簿記を勉強して良かったことについて2つお話ししようと思います。
◆簿記を勉強して良かったこと
1 企業会計について理解できた
普段生活していても企業の収入項目や支出項目についてはなかなか理解できないと思います。最初は耳馴染みのない勘定科目を覚えなくてはならないけど、何十回も仕訳をしているうちに嫌でも覚えます。
そこまで来れば、上場企業が必ず提出する有価証券報告書や貸借対照表や損益計算書から企業の今後の方向性、財政状況や経営状態などを理解できるようになります。
2 B/S思考が重要であることを理解した
簿記を勉強すると最初にB/Sと言われる貸借対照表とP/Lと言われる損益計算書について勉強します。B/Sは企業の財政状況を表すものであり、P/Lは企業の経営状態を表します。
少し違った見方をすると、P/Lは短期間の収支を表したものであり、B/Sは長期的に利益を創出する資産について表したものなります。
この考え方は企業会計だけでなく、人生にも置き換えて考えることができます。
多くの人は短期間での数字を重視してしまいがちですが、実はより重要なのは長期的に数字を作れるかどうかです。短期的なメリットがあればすぐに飛びつくのではなく、短期的に見たらむしろデメリットだけれど長期的にみたら大きなメリットが出てくる所に投資していくことが重要だと思っています。
この思考はファイナンス思考と呼ばれるもので、元mixiの朝倉さんの著書、ファイナンス思考にも記載があります。
興味がある方は是非読んでみてください。