SNSがわたしを変えたよ
「2022年はどんな年だったの?」
「めちゃくちゃ楽しい年だったよ」
2021年では身辺整理をして、
2022年では自分が喜ぶことをたくさんした。
「趣味?を通して、ともだちが増えたの」
時を少し遡る。
2021年、わたしは大きな決断をした。
それは自分が大事に積み上げてきたものを手放すような選択だった。
これでよかった!本当にこれでよかった?ふたつの気持ちの間でわたしはいつも揺れていた。
当時世間は流行り病にざわざわしていて、飲食店は休業が続き自治体からは県をまたぐ移動は控えろといわれる。企業はテレワークが励行され、うちの会社も出社禁止令が出ていた。
自分で選んだとはいえ、心にぽっかり穴が空いたわたしにこの世相はちょっとつらかった。同僚にも友人にも家族にも会えず、気持ちの行き場がなかった。アニメやドラマだけはやたら観ていた。
そんなとき友人から「面白いから聞いて」とpodcastのリンクがシェアされてくる。
それは同世代の女性ふたりがケラケラ笑いながら会話している番組で。ついつい「わかる~!」と言っちゃうような、女子会に参加してるような気持ちにさせてくれるものだった。底抜けに明るい笑い声は時々ひょっこり心にもたげてくる不安や後悔を吹っ飛ばしてくれた。
仕事中やランニング中に何度も聴いた。本当に、何度も。
この番組をきっかけに、わたしはRadiotalkという音声配信アプリを知る。
その番組を通して多くのトーカー(配信者)さんとリスナーさんに出会う。
トーカーさんからはたくさん元気をもらった。同じく聞き専リスナーで気のあう友人ができたりもした。年齢・性別・地域・職業も異なる人たちと繋がるのって凄いことだな~といつも思う。
一方でわたしは「ハマり恐怖症」みたいな癖がちょっとあって。この世界との向き合い方とか距離感については正直いまでも悩むところなんだけど。
それでもやっぱり、少し広くなった部屋でひとり過ごさなければいけなかったあの時期Radiotalkに救われていたなと思う。
わたしの大好きなドラマの中で
『誰かにとっては花柄の便座カバーのようなものが、誰かにとって生きる力だったりする』
という台詞があるのだけど、
この時期のわたしにとってみなさんの「声」はまさに生きる力のようなものだったかもしれない。
(一般的には便座カバーだと言っているわけではないので誤解なきよう…)
わたしは今までちょっと窮屈な生き方をしてきた自覚があって、なんとなく自分を低く見積もる癖があったんだけど、よく聞きに行くトーカーさんは「自分大好き!」な人が多くてまぶしい。
身近な人の方言がいつのまにかうつるように、頻繁に声を聞いていると口ぐせや思考は似てくるもので。少しずつ少しずつ、自分を好きでいる人の思考が自然と身についてきたような気がする。これはうれしい変化だった。
トーカーさんのように不特定多数のだれかに自分の何かを届ける人たちって、全員生粋のポジティブマンなんじゃないかと思っていたんだけど。
ある程度の月日を経ると必ずしもそうではないことにも気づく。
魅力的な人間たる努力を、彼らはしている。
わたしも魅力的な人間になりたいな。
自分も、まわりも、ハッピーにできる人に。
自分の気持ちを大事にして、自分を好きでいて。
好きな人に好きを伝えられる人でいたいと思う。
推しは推せるときに推せ!だ。
できるかな。
2022年は実際にお会いできた人がチラホラいて。中には旅行にいったり、ごはんに行ったり、推し活を楽しんだりできる友達になれた人もいたりする。もはやRadiotalkの話をしないこともあったりするって凄いことかもと思う。
SNSは悪意の巣窟だと思って避けていたのに、ここでの出会いがこんなに自分を変えて豊かにしてくれるなんてびっくりだ。
ちなみに、実際にあった人から聞く「わたし」の印象ってちょっとした答え合わせだったりもするので面白い。
いい子ちゃんを装ってたつもりでも地が思いっきりバレてることも多いし。
逆に「こうありたい」と思っていたことが、その通り受け取ってもらえてたりもする。
どちらも嬉しいものだなあ。
小さなコミュニティだと思うし、言ってしまえば所詮SNSなので。いまいる人たちがずっとここにいる可能性は低くて。なんならわたしがいきなり病気や事故で姿を消す可能性だってある。
だから今のうちに感謝を伝えておくね。
わたしはたくさんのものを頂いてきたからさ。
なるべく簡潔にまとめたかったけど無理だった。
読みにくくてごめんなさい。
2022年、いっぱいたのしかった!
今の自分が一番すき!
出会ってくれたみなさんのおかげです。
ありがとう。
これからもよろしくお願いします。
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