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#3 中国式熱烈歓迎圧倒的迫力

こんにちは、Kohei(@ko_shanghai)です。

中国派遣の行程中は隔日のスパンで中国式「熱烈歓迎宴会」が開催され、地元の偉い方々、優秀な学生が我々をもてなしてくれました。

派遣前に以前の参加者から「宴会の司会に地元のアナウンサーを登用してくる」、「贈り物にすごいもの渡される」、「とにかく白酒を飲まされる」という事前情報を聞いておりましたが、中国知識が皆無の私にはハリウッドザコシショウよろしくの笑いを誘うための「誇張しすぎた表現」程度にしか認識できませんでした。

中国での就労経験が多少ある現在であれば、特に最後の「白酒を飲まされる」は駐在員の方々の武勇伝として耳にタコレベルで聞く話なので理解はできます。しかし、当時私は大学生、「いかに安い飲み放題の店に行き、カクテルで酔うか」が全てだったので、そのお酒がどんなものかは想像すらしておりませんでした。

聞かされた話は誇張しすぎてなかった

北京の次の滞在都市は安徽省・合肥市でした。
多少失礼な言い草だが、北京と比較すると圧倒的に鎮で、まさに私が想像して中国の地方都市の様でした。
例えば、道の舗装がされてなかったり、信号がなかったり、警官がノーヘル&二人乗りでバイクに跨る…等々。

それでも、あちらこちらで高層マンションの建設がされており、開発が進んでいる様子でした。

話は逸れましたが、この都市での宴会で上記の事前情報は誇張でも何でもなかったことを知ることになります。

宿泊していたホテルでの宴会。我々団員をいくつかの丸テーブルに分散させ、それぞれのテーブルに結構偉いであろう方々がお座りになられました。
その時の宴会は司会の方がおり、自己紹介で「安徽テレビのアナウンサーです。」(←うろ覚えなので合ってないと思いますが、規模感のイメージとして・・・)と仰っておりました。

「うぉ…、うそじゃなかった。」

と思うのも束の間、我々の前には可愛らしい小さなグラスが置かれておりました。
同卓している偉い方々のグラスには少量の透明色の液体が注がれておりました。
その液体は、人生で初めて匂う何ともフルーティーな香りを漂わせていたのを覚えております。
その流れで私たちのグラスにも芳醇な液体が注がれ、乾杯するという流れに・・・。テキーラのショットですら、飲んだことない私は幾ばくかの緊張を覚えながら口にしてみるにしました。

熱い!飲むと食道から胃にかけてがむちゃくちゃ熱い!

というのが私の白酒初体験でした。

恐らく高級な白酒を提供いただいたからか、悪酔いするようなこともなく、繰り返される乾杯にも堪えることができました。

中国側からはお土産をもらうこともありましたが、とんでもなく大きい額縁に入った鉄細工作品など、とても貴重な物ばかりでした。

日本のおもてなし文化とはベクトルは違うものの、盛大かつ熱烈にという中国式「おもてなし」はとても貴重な体験なのでありました。

Kohei

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