仏教から教わる「怒らないこと」がすごかった
みなさん、最近怒りましたか?
私、「怒ってなんかいない!」と言い張っていた時期がありました。でも、ちゃっかり怒ってましたね。
思ったよりも、怒りは身近にあるものなんだな。
それを身に染みるほど感じたので、今回は「怒らないこと2」という本を読みましたよ。
出典:amazon
この本は、スリランカ上座仏教のお坊さんが書いた本。仏教の教えから、怒らないことの大切さを書いています。
宗教ってとっつきにくい印象でしたが、すごく理にかなってるなとびっくりしました。
とってもわかりやすくて読みやすいです。
普通は「まぁ、人間だし怒るでしょ!」と、ほったらかしにしそうですが、そうではありません。仏教は「絶対に怒ってはいけません」といいます。頑なです。
怒ってはいけない理由って何さ!
怒りをどうすればいいのさ!
そんなことも解説しながら…書評に入ります!
怒りとは?
四苦八苦って聞いたことありますか?
四苦八苦とは?
「生老病死」が根本的な苦しみを表す四苦で、「怨憎会苦、愛別離苦、求不得苦、五陰盛苦」人生の中で現れる苦しみ4つと合わせて、八苦といいます。
参考:仏教ウェブ入門講座
生まれること、
老いること、
病になること、
死ぬこと
憎い人に会うこと、
愛着があるものと離れること、
求めるものが得られないこと、
肉体を持つこと
これが、人間の持つ苦しみらしいです。
これらに対して、不安、恐怖、怯え、脅迫感などが絶えず生まれます。
怒りとは、生まれてくるそれらから身を守るための闘争反応です。
なぜ、人は怒るのか?
人は無智(むち)だから怒ります、と仏教では教えます。
無智とは?
無常、無我、苦を理解して、納得できてない状態を指します。
ぐぬぬ、何だか難しいですが…
つまり、
「世の中や人間や石ころでさえも、絶えず変化し続ける」という無常と、
「私という存在はそもそも説明できないからないはずだ」という無我と、
「生きていることはそもそも苦しい」という苦に気づいていないから、
人は怒りますよ!と言っています。
例えば、パソコンをしてい目が疲れてきたとします。
「何で目が痛いんだ!」って怒ったところでしょうがないですよね?
仕事を続けたくて自分の体力や体の違和感にイラついても、使いすぎて体が苦痛を感じてしまうのはごく当たり前のこと。怒ったってしょうがありません。そもそも、苦しいのが当たり前だから。
でも、疲れたらイライラしちゃったりするのは、私もめっちゃあります。確かになぁ。
怒らないために、喜びを
怒りで行動するのはやめて、「喜び」「達成感」のために動きましょうと言っています。
人間のそもそものプログラミングは苦であり、本性は怒り。生きてるだけで、息をするように怒ります。
怠けたくなったり逃げ出したくなるのが当たり前です。人より上に立ちたい、人に勝ちたいという競争心も無意識に出てしまいがちですよね。
その怒りの種に水をやらず、元々プログラミングされていない、喜びや達成感に水を与えて育てていく。
そもそも、プログラミングに反する行為なのだから、とても大変なことです。
慈悲の心を育てる
怒りを抑えるには、「慈悲」の心を育てることが重要です。心の底から人のため、社会のために行動することを繰り返していくことで、慈悲の心が育ちます。
人って自分のために動きがちです。
人のためだと思って動いていても、心の底では自分のために動いてしまうことも多々あります。
「みんなのおかげで生きています」
「あらゆる生命に生かされています」
こういった心を胸に抱けるようになること。
慈悲の心を、人生の真ん中に置くこと。
努力だなーー!!!!
菅原の感想
この取り上げたところ以外でも、結構ためになる話ばかりで、怒りってつくづく良くないなーと思いました。反省。
大学生になるとエゴの塊になりやすいなぁと思っています。食べ物も、どこに行くのも、全て自由!最高!とかとか思いがちですが、
大学生活満たされない…っていう人はめっちゃ多いと思うんです。これでいいのか?って。
自分本位な心が、怒りを産んでるのかもしれない…と思ったりもします。
そうじゃない人もたくさんいると思うけれど。
焦り、不安、脅迫感、恐れ、さみしさ。
そこから出てくるヒリヒリした心の痛み。
その心を満たす行為が、慈悲の心。
痛みを乗り越えて、人のためになるという大切さ。
大学が終わったら社会に出ますが、慈悲の心を育てる機会なんだな〜と思いました(笑)
怒りで動く選択も、人のために動く選択もできる。わたしは後者を取りたいなと思います。
怒りが消えて、理性的で、世の中のためになりたいというハッピーなエネルギーが溢れればいーなー。
わたし、頑張りますよ☺️🌱
一緒に頑張りましょ!
サポートありがとうございます。ただ、もしよかったら、そのお金で大切な人とコーヒーを飲みに行ったり、プレゼントしてもらえたら、私はとてもハッピーです。