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オールドファッションとアップルティー

夜明けの細い月がとても美しかったんだけど。
写真はうまく撮れなかった。

細いけれどしっかりと、くっきりと
煌めいていて、美しかった


もう。年末なんだなぁ。
と。じんわりと感じている。
よくはわからない。

今年はどんな年だったか。みたいな事を。
考えてみたりする時期なのかもしれない。な。なんて、思いながら。
仕事中に、オールドファッションが食べたくなった。
もさもさと口の中の水分を奪われながら、外側のカリッとした感じと、甘すぎない甘味。ふと食べたくなるシンプルな味。…オールドファッションを食べるなら、何か飲み物もあるといいよな。珈琲かな。……なんて考えていると。…ふっと。アップルティーの香りを嗅ぎたくなった。


今年がどんな年だったのか。
…僕はよくわからないでいる。

ただわかるのは。
ずっと、竹澤汀さんにあいたかった。

おっと。大事な事を忘れていた。
絵を、描こうとしたな。
描いた、と、言える程、…いや。描いたのだろうな。描いた。描いたよ。描くためだけの時間を作った。楽しかったし。出逢った人も最高によかった。
…もうすっかり日常に戻ってしまって。
描く時間を全く作れていない。
描く事に没頭するのが、こわい。
なにもできなくなりそうでこわい。
それでもやっぱり好きなのだろうという事は、わかった気がする。

…何かに没頭する事がこわい。
それでもその感覚が、たぶん好きで。
そこからみえてくるモノでしか、わからない事、満たされないモノ。を。感じながら。
ぐるぐると日常が巡っている。


読書欲求もしっかりあったなぁ。
…少し読めた本が何冊かある。
積読も増えてしまった。
まだまだ増えそうな感じもしている。

好きな事を。やってこなかった。
んだなぁ、と。思う。

好きなようにはしてきた。
だからちょっと勘違いしていたみたいだ。


やりたい事をしてこなかった。
…って事は。小さい頃に想像していたミライとはかけ離れている、、のか?
というと。それはそれで。違うのがおかしい。

僕は小さい頃。なりたいモノがわからなかった。
なれるモノがわからなかった。
世の中を知らなかった。
何を知って。何をやりたいと想うのか。

どこまでも未知だった

そんな時に。出逢って。
少しお喋りをした人に言われた事を。
約二十年ぶりに思い出して。
もうきっと。ずっと忘れないな。
と、想いながら。噛み締めている。

本当にしたい事は何か。
親の言う事や、お金がどうとか。
なにも気にする事がなければ、何がしたいか。

みたいなこと。

絵を描きたいとか。
トランペットがしたいとか。
…自分ではどこかでストッパーをかけてしまっていて。コトバにしていなかった事を、コトバにした。

そのうえで。
何になりたい?って話もして。
…それでもやっぱりわからなかった。

わからない。というようなことを答えたと思う。
そしたら。今時フリーターみたいなのもあるしね。
というような事を言われた。

フリーター、の、意味を。
その時にしっかりとわかってはいなかったけど。
…なんだろう。そんなのもあるのか。と。
ちょっと安堵した。…今の自分は。
まぁいわゆるそういう感じのなにかなのだろうな。

と。思ったりして。

なんだかちょっと。おかしいな。と、想う。


今の僕も。
自分が何になりたいのかはわからない。
何になれるのかも、やっぱりよくわからない。

こういう話をすると。
僕は僕になる、というような事を言うし。
僕がなれるのは僕以外の何者でもでもないと。
…思いはするのだけども。

やりたい事は。好きな事は。…やっていきたい。

それで少しずつ。
やりたかった事をやってみたりしている。
…少しやってみてはつかれて。
それでもたのしくて。…それでまた。
やりたい事を増やしている。

つかれてる。…でもたのしい。
少しずつなのだろうな、と。想う。


やりたい事はやらずに、やりたいようにはやっていた今までが、ダメだったとは思わない。それもまた。僕だったのだろう、と。思う。

それでこれからの僕は。



オールドファッションとアップルティー
みたいな時間がたくさんあればいいな。と、想う。