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時間とテンポとリズム

腕時計が止まった。

軽く頭痛がしていた。
何もできないまま、ひたすら動けない身体を横たえていた、日曜の午後。

軽い頭痛が少し残ったまま。
いつも以上のやる気のなさとダルさを抱えて、歩き出した月曜日の朝。

ふと、腕時計をみると。
4時48分なんて妙な時間を指している。
止まった事に気づかないまま。
何も考えずにつけて。出かけたのだ。

やる気のなさが、注意力散漫さ加減に溢れ出ている。

土日は腕時計をつけなかったから。
土曜か日曜か。もしくは月曜かの4時48分35秒。
いやでも待って。
……最後に動いていたと確証できる記憶はないな??

まぁ。…電池切れだろう。

なんとなく。止まったままの腕時計をつけている。


今思えば。
…単純に体調が良くなかったから、やる気もなかったのではないか。と。思わなくもないし。
やる気が驚くほどないので身体の方もやる気を失ったのかもしれない。などとテキトーな事も思う。


動かないままの時計をつけたまま。
体調は戻る事なくひたすらに悪循環をした。


時間というものの感覚が嫌だなぁ。と。想う。

この時間になれば起きて、でかけなければならない。
そういう感覚が一日中、五日間は続く。

なんというか。はやくも。またしても。
ツウキンに飽きてきている。
つかれてきている。

約束の時間。が。こうも毎日ずっとあることのしんどさ。は。……なんというか。なんなんだろうな?

約束の時間が、ある事が嫌なのではないと思うのだ。
誰かとの約束が。ちゃんとその時間にある事は。
むしろ嬉しい事なのだ。


いや。たぶんちょっと体調が良くないのが良くない。

思考回路がよくわからない感じだ。


まぁ。…いいか。


いわゆる、ゾーンに入るというやつ。
あの感覚に時間はない。
気づくと、とても長い時間がたっている、という事もあるし。とても短い間だった、という事もあると思う。

この時間の感覚が消える現象に。
僕は。…少なからず、こわさを持っていた。

約束の時間。を。守れない事。気づかない事。
その他の、生活の最低限としてやるべき事、を、する時間。他にやりたい事。

時間の感覚が消える現象がこわい。

と。思っていたんだけども。

たぶん僕はそうじゃなくて。
時間の感覚が嫌だったんだろう。

この時間からこの時間まで、なんて制限することの窮屈さが。しんどいのであって。

本当は。際限のないところまで。
気の向くまま。


はやすぎるテンポは疲れてしまうし。
たのしくないリズムはいらない。


もうすこし。
時間のない世界で長く遊ぶために。

…時間の世界をもうすこし。
うまくまわしていきたいなぁ。と。想う。