マチスにせよキリコにせよ。1945年の作品は作風が一変する。マチスは度を越えてカラフルになる一方、キリコは今まで取り上げなかった裸婦をモチーフにした。どちらも美術評論家から芳しい評価は得られず、ほぼ黙殺されている。「艱難、汝を玉にす」というのは、単なる慰めじゃない。

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