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㊗オリズルランにランナーが生えた

オリズルランを貰って、去年の春頃から水耕栽培で育てている。

夏頃に育ってきたのを株分けして、管理しやすいように鉢一つにつき一株にしていた。

お陰で異変に直ぐに対応できるようになり、順調に生育していた。

しかし晩秋から初冬にかけて、腐っていく株が幾つか現れ、また他人にあげてしまったのもあり、手元には二株のみとなった。

アルミ箔と布地をガラスに巻き付け、寒さ対策とした。効果の程は分からなかったが、枯死は免れた。

啓蟄を迎え梅や桜も咲く時期となり、アルミ箔と布地を剥ぐと、根っこが随分育っている。最近は水替えも怠りがちで1週間近く変えないこともあったのに。


さて、昨日バルコニーから取り込むと、葉先に見慣れないものがある。


よく見ると、これはランナー(葉に育つ株)ではないか!!

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旺盛に育っていた昨年の秋には、待てど暮らせどランナーは付かなかったので諦めていた。

水耕栽培なんていう手抜きをしてるから、無理なのかな~と思っていた。(土に植えると室内に小蝿が発生したりしそうで嫌だった)

昨年焦って弄っても成果は出なかった。果報は寝て待てということで、物事には時期があるのだろう。

考えてみれば、発芽させるなら確かに春先が良い。

ビニールハウスのように屋内・温室だから、秋冬でも育つだろうと思っていたが、そうではなかったようだ。オリズルランはもっと賢かった。

温度ではなく日照が基準なのか?電気の明かりと太陽光をちゃんと見分けているのか?

真相はよくわからないが、自然の巡航に適った運転をマイペースにしていたようだ。

まあ手抜きとはいえ、毎日バルコニーの窓際に出してはしまう作業や、水換えはしていたので、その甲斐が実って嬉しい😄

諦めていた所に実る所がグッと来た。


慌ててハイドロカルチャーを取り出して、根っこの腐った部分を除去しようとしたら、根っこが強固に絡みついていて、ハイドロカルチャーが取り出せなかった!

地上部分、即ち葉の部分は冬の間、大して成長していない。対照的に、根の部分は順調に育っていた。


ちと話は変わるが、厳しい季節で成長していないと思っていても、案外土の下は育っているのかもしれない。人間でもきっと同じなのだろう。

私自身、熱しやすく冷めやすく、毎日コンスタントに何かをし続けるということが苦手。割となんでも途中で投げ出す。

今回のオリズルランも正直先の見通しなどなく、今まで育ててきたし、生きているから枯らすのも心苦しいなぁという、一種のしがらみで対応していただけ。

「見通しもなく闇雲に継続する」なんてのは本当苦手な人間なので、良い経験をしたなぁと思う。

停滞とかスランプももしかしたら将来のジャンプ台かもしれないので、諦めず悲観的にならないようにしたい。

ランナーがこれからどれだけ育つか、楽しみが増えました。

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。