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犯罪者としてのポール・マッカートニー Ob-La-Di,Ob-La-Da

ポールの新曲をベックがリミックスしましたね。どちらも好きなアーティストです。特にポールはビートルズの中で一番好きです。

ポールは、ベースがポピュラー音楽で重要なものだと認識させた、第一人者です。低音の魅力を切り開いた人と言ってもいいでしょう。

ところで現代のモーツァルトと言われる人がベーシストというのは、とても意外な気がします。バンドやりたいけど演奏できない人がやる楽器ナンバー1がベースじゃないですか。

それは置くとして、ポールは4人の中で一番ブラックミュージックをその音楽に取り入れていた人でもあると思います。やっぱりベースは、黒人音楽のキーというか、キモというか。

これはゆっくりめのスカですよね。何気に歴史上最も売れたスカの名曲なんではないでしょうか。

オブラディ・オブラダという歌詞も、アイデアの源泉はナイジェリアのコンガ奏者らしい。この曲については面白いエピソードが伝わっています。

「ホワイトアルバムのセッションに参加していたナイジェリア人のコンガ奏者『ジミー・スコット』の造語。『life goes on(人生は続く)』という意味だ、と教えられたポールがそうイメージして作った曲」
「ところが,実はナイジェリアのヨルバ族の言葉に『オブラディ・オブラダ』という言葉はないそうでして,ジミー・スコットが作り出した言葉だった可能性が高いのです。
その結果,ジミー・スコットは「オブラディ・オブラダ」が世界中でヒットした後,曲を作ったポールマッカートニーに「自分の言葉をタイトルとして,さらには歌詞のフレーズとして使ったのだから,売り上げの分け前をよこせ」と要求しました。その要求をポールマッカートニーは拒否しました。
その後,ジミー・スコットはある出来事で逮捕され,その際にポールマッカートニーが弁護士費用などを負担するのと引き換えに,ジミー・スコットが「オブラディ・オブラダ」についての要求をもう行わない,との合意がされた,と言われています。

まぁ、ライフ・ゴーズ・オン、とかは、今のアフリカ人でも普通に使いそうですよね。昔のアフリカなんて今以上に多産多死の社会です。一々嘆いてたら身が持ちませんよね。
それに類語のBeat goes onも英語やヒップポップ定番の言い回しですし。

文化の剽窃(Cultural appropriation)なんてのが、ここ20年くらい論争になってますが、コンゴ奏者のジミー・スコットはそういう告発者の先駆けだったのかもしれません。

ちなみに、ポールは(というよりビートルズは)裁判でめちゃくちゃ訴えられていて、若い頃付き合っていた女性から、子供を認知してとか慰謝料払ってとか、沢山やられています。ジミー・スコットの件と同様に結構示談で解決しているようなので、根も葉もない訴えではないのかもしれません。

下積み時代にハンブルグで働いていた頃、コンドームを火元にストリップ劇場に火をつける、なんていう意味不明の犯罪まで行って拘留されて強制送還されています笑

極めつけは、1980年に来日したときです。成田の税関で219グラムの大麻所持が発覚。現行犯で逮捕され、日本武道館などのツアーは全て中止。ここでも強制送還。ペルソナ・ノングラータっぷりを遺憾なく発揮。さらにウイングスは翌年自然消滅。やらかしてますね。

1グラムの乾燥大麻で10回から20回キメることができるそうなので、200グラムってたら、200回から400回分…^^; バンドのメンバーやスタッフと四六時中回すつもりで持ってきた量ですよね笑 

こんな前科あるのに今は普通に来日してますよね。入管はどういう基準なんですか?ポールならまた持って来ますよ?笑 そこはやっぱり別格なのでしょうか。入管は、その基準を絶対明確にしませんからね。

こう書くとどっからどう見ても、とんでもないクズですね。

また、When I'm Sixty Fourといい、この曲と言い、仲睦まじい幸せな家庭生活を謳歌していながら、自分は2回離婚しています。

歌は人を表さない、と改めて思いますね笑 いや「人生思うようにはならない」という教訓としてとらえるべきですか。

そんなポールもロンドン・オリンピックでは1ポンドで音楽を作曲して、世界中から称賛されました。

ミュージシャンは素晴らしい音楽を作る人であるべきで、聖人君子である必要はないと思います。

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。