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ありたい姿のあちらとこちら

あどけなく凛とした女性でいたい


洗練された田舎娘でいたい


少女の様なお婆さんになりたいし


あやうさとぬくもりを兼ね備えていたい


前向きで楽観的でいながら


思慮深く何かに悲しんでいたいし


開放的でありつつ


奥ゆかしくありたい


なにかを秘かに信じていながら


なにかをひたすら諦めていたい



だからわたしは自分のあり方に

悩み、迷い、苦しくなったときに

「わたしがどんな人にみえる?」

なんてちょうどいい言葉で

わたしを相手の印象に

委ねているかもしれない


そうして他人の目にうつった「わたし」に

最初は気を良くするのだけど

時間が経つほど

わたしは「わたし」を忘れて

あちらとこちらを行き来しながら

時もわたしも流れてゆくので

「わたし」に居づらさを感じて

またその人の前から去るのだと思う


わたしはどんなわたしも好きだと

信じているけれど

わたしではないわたしからは

どうしても離れたい


だからといって

わたしのことは

よくわからないけど

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