秋元きつねとMr.Hz

まずは簡単に秋元きつねの説明を。

秋元きつね(1968-2014)は簡単に言うと映像作家であり、バンド「Hz(ヘルツ)」「ジラファント7」、また、個人での音楽制作、「spiky spoon」で活動していた人物である。だった。その死の原因をまた簡単にいえば糖尿病の悪化による急性大動脈解離。spiky spoonのタンブラーにて糖尿病だと明かした4日後だった。そのときは急に事切れるとは思わなかったので深く悲しんだが、それは置いといて。

次に説明するのはPEVOだが……その説明は面倒なので淡々と説明する。

PEVOは1995年から目撃された宇宙人のユニット。1stの音楽の仕掛人はヴォルキス・プロラデュークだがそれ以降はメンバーが主流。メンバーのPEVO1号以外の離脱、加入、再加入を繰り返しながら直近のカーヴォ(ライブ)でPEVO1号、4号の2人体制となる。2016年12月のカーヴォを最後に実質的な活動停止状態になっている。その停止方法を言わないほうがきれいに収まるので敢えてスルーします。その実質的最後のライブにて曲順の主力となったアルバムがPEVOの「擬装市民」だ。

その1曲のなかに本題の「Mr.Hz」が収録されている。Mr…Hz…?当時曲名を見て、サンプル音源を聴いたときから、そしてFullを聴いてから、今でもずっとある疑念が渦巻いている。「この擬装市民を、私は知っている……」

ここで擬装市民の構成をいうと、新譜8曲(うち1曲はインストゥルメンタル)と1stからの曲を2曲収録されている。Mr.Hzはその5曲目の立ち位置だが、ここで2番以降のBメロ歌詞を引用させていただきます。間違っていたら指摘を。

歩き出し冴え渡る互換を網羅して 願わくは先人の無垢なセンス拝して

この歌詞を見たとき、もうMr.Hzは「彼」のことだと確信したのだが……ここで面倒ながらも、さっき上げたspiky spoonのタンブラーを隈なく見てほしい。隈なく、だ。そして同じ衝撃を味わってほしい。おそらくPEVO星人も同じことをしたはず……だから。

で、思い出してほしいが、PEVOは現在「実質的な活動停止状態」。極論を言えば死んでいない。なので「未所持なら、金があれば買える」!

……というわけですので、以上、SHOPEVOの回し者でした。こういうルートでもPEVOを楽しみましょうぞ。なんせ、まだ死んでおりませんから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?