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06. 具体的な値を扱う方法を知る

※無料で読めます

プログラミング未経験でも大丈夫?

コーディングの中で数や文字を扱うにはどうするの?

変数って結局何?

型って何?

初めてjava を学習してみようという方に向けた記事です。

java 学習のThe・座学 になります。

プログラミングに初めて触れる時は混乱します。

調べてみたけど、結局よく分からないなんてこともあります。

せっかく始めようと決意したのに、心が折れるのはもったいない。

今は無料で学べるコースもあるけれど、あまり信用できない方。
最初で躓きたくない方。
難しい言葉ばかりで眠くなる方。

そういったことがないように、私なりの言葉でまとめていきます。

アジェンダ

こういった学習では、難しい言葉や固い言葉での説明が多くなりがちです。
そういった、読んでいて眠くなることがないように、タイトルなどを工夫していきます。

今回のゴール
・変数とは何か分かる
・java の型が分かる

やらないこと(別の記事で書きます)
・メモリに関して
・複雑な処理を作る


1. そこにあるようで、まだそこにないもの

全てのプログラミング、コーディングにおいて共通的な概念があります。

それが、変数 というものです。

まずは、Wikipedia さんに書かれているものを引用します。

高水準言語のプログラムのソースコードにおいて、扱うデータを読み書きする記憶域 (storage) のことであり、固有の名前(識別子)によって識別される。変数を用いることで、データを一定期間記憶し必要なときに利用することができる。高水準言語において、変数は記憶装置(メモリ)を抽象化する役割を果たす。
※Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/変数_(プログラミング)

・・読み飛ばしましたか?それも良いでしょう。
でも、間違っていない説明ですので、何となく分かった時に再度見返すのが良いと思います。

この変数という概念は、よく箱として例えられます。

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変数をざっくり説明すると、『定義をするための何か』『定義をされた何か』です。言葉の通り、何かなんです。

ですので、「定義をするためには変数というものを準備しないといけないんだな…。」ぐらいの認識でも大丈夫です。

この箱ですが、「何も入っていない空の状態」と「何かが入っている状態」のどちらかになりますよね。いずれの状態でも、箱はあります。そういった、何もない状態のことを 「null」 (ぬる)と言います。
※ちゃんとした言い方をすると、「参照した情報がない」という状態です。


2. 我が呼び声に応えたのなら、汝に名を与えよう

この変数、それぞれに名前をつけることができます。というよりも、つけられないと不便でしかないです。
あれとって」「それやって」で分かってもらえないのです。
変数につけた名前を、 変数名(へんすうめい) と呼びます。

javaのコードで表すと、こんな感じです。

int number;
long largeNumber;
boolean truth;
float decimal;
char character;
String letter;

この 「number, largeNumber, truth, decimal, character, letter」というのが、それぞれ変数名になります。好きな名前がつけられますよ。
じゃあ、その変数名の前にある「int, long, boolean, float, char, String」って何?というと、これが というものになります。データ型とも言いますね。


3. 原初の存在、すべての始まり

変数とは、何かよく分からないけどその値を入れられるものです。この変数、「何かを入れられる」という考えだけで使い続けることもできますが、何でも入れられるということは、言い換えれば、何が入っているか分からないという意味でもあります。そのままだと、コーディングをする時にも、使い辛かったりします。そのために、型があります。

とは、その変数はどういうものが入っているのか?入れられるのか?を定義するためのものです。

java で使える型は、大きく分けると2つあります。

1. プリミティブ型
2. オブジェクト型

プリミティブ型は、グループ名・ジャンルみたいなもので、実際には下記の型を使います。
1-1. 数値型
1-2. 真偽型
1-3. 文字列型

一般的によく使うものだけ、ご紹介しましょう。

// 数値型の一つ。整数を扱える、 int
int number = 1;
// 数値型の一つ。小数を扱える、 double
double decimal = 1.1;
// 真偽型の一つ。true か false のみを扱える、 boolean
boolean truth = true;
// 文字列型の一つ。一文字のみ扱える、char
char character = 'あ';


4. 其方に問いかける、それは真実か?

数値型は、数を扱うためのものなので、説明は不要でしょう。
真偽型とは、何かご説明します。
(学習したての頃、真偽と言われても全然わかりませんでした・・)

これは、 はい or いいえYes or No 。この二択を表すものです。
『はい や Yes なら、 true 』/ 『いいえ や No なら、 false 』となります。
どのように使うのかというと、
『AとBを比較して、○○なら Zをする。それ以外なら Yをする。』
というような、比較の結果を保持する役割、
『○○なら = true / それ以外なら = false』 ということですね。

こういう複雑な処理や、状態を表すのによく使われます。

5. 紡ぎ連ねたものが文字となる

続いて、文字列型です。
最初に書いた通り、char型は 1文字しか定義できません。
ですので、 オブジェクト型String を使うことがほとんどです。
char との違いは、文字を囲うのが "" であるという部分です。

String letter = "あいうえお";


6. 創造せよ、新たな存在を

では、続いて、オブジェクト型に触れていきましょう。

オブジェクト型とは、「プリミティブ型以外の型」でもあります。
適当に言っているのではありません。
ちなみに、オブジェクト型は作れます!

オブジェクト型を作る というと語弊があるかもしれないですね…。
「型として、クラスを使うことができる。」と言い換えた方が分かりやすいかもしれません。そう、オブジェクト型を作るとは、クラスを作るのと同じです。


さいごに

初めてその分野の勉強をする時、その基礎となる学習から始まります。
例えば、算数を勉強した時も、1, 2, 3, 4... という数字から覚えます。

「ここにりんごがある。今りんごがこれしかない。この時に、りんごが1つと言います。」
こんな説明で合っているのか…?今となっては、1というのが当然すぎて改めて説明するのが難しいです。

けれど、算数・数学を勉強する理由は、「数を覚える」ことではありません。そのあとやりたい「お金の計算」や「個数を数える」ことです。

まずは概要だけでも良いのです。
ふんわりと分かった・・?ぐらいで良いのです。
なんとなくこういうこと・・・?ぐらいで良いのです。

完璧に暗記し、テストの合格点を得ることがゴールではありません。
何か見ながらでも、コーディングができるようになることがゴールです。

ですので、「覚える」ことにとらわれず、「使う」ことに重きを置いていきましょう。使っていけば、自然と覚えていくものです。


次回から、「どういう風にやればやりたいことが実現できるか?」
そういったことを学んでいくことになります。

連続で見る必要はあまりないです(見てもらえて、スキをしてもらえたら嬉しいですが…)。「知りたい部分だけ見る」というのも、一つの勉強法だと思っています。

次回は、「学習やコーディングをしていく中で他の人と差をつける工夫」に関して説明をしていきたいと思います。よろしければご覧になってください。

有料パートに関して
・今回の記事のまとめを書いています
 ※私なりのさらに細かい解説・具体例も書いています
・本当は知っておいた方が良い知識も書いています

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