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02. java で何かを作るためにやること

※無料で全文読めます。

開発環境は準備したけど、次に何をやれば良いの?

java は最初に何を勉強したら良いの?

java の勉強はしたけど、実際にどうやって作っていくの?

java で実装したものを動かすには、どうすれば良いの?

座学よりも手を動かしたい!

これから学習をしていく方。または、ある程度学習をしたことがある方。gradle を利用した、実際に仕事でも使っている技術をまとめていきます。

0. プログラミングをするということ

プログラミング = 『プログラムを作ること

プログラミングという言葉は、何を作るか設計をしたり、どういったものを作りたいのかをまとめたり、作りたいものを形にしたり・・。そういった、純粋にコードを書く以外の作業も含めた意味を持っています。
基本的に、プログラムのコードを書くことを、コーディング と言います。

設計をしたい方がいたら別ですが、ほとんどの人は
「プログラムのコードを書く」ということを学びたいと思っています。
ですので、今後記事でまとめていくことは、『コーディング』に特化したものになります。

では、コーディングの学習とは、一体なんでしょう。

学習というと「本やサイトを見て知識を覚え」て
「テストなどで高得点を取る」というイメージがあります。

でも、コーディングに関してはそれが近道とは限りません。
(そもそも、テストはないですが…)

コーディングを覚える極意は、
「とにかく手を動かす。実際にプログラムを動かす。」です。
写経と呼ばれる、誰かが書いたものを真似して書いて覚えるというのも有効だと言われています。

コーディングは、言い換えればモノづくりと同じです。

設計図やカタログを眺めて楽しいこともありますが、やっぱり
目に見える成果 というのは、とても大事です。実際に動かせる環境がないと、モチベーションを維持し続けるのもしんどいです。

この記事の内容を順を追って進めていけば、その動かせるモノが作れるようになります。それを使って今後の学習をすると、すぐに確認ができるようになります。(すべての基礎的な部分なので、ここから発展すると良いと思います)

私が書いた記事を見ていただいた方が、できるだけ続けられるように…。
まずは、成果になるものを作りましょう。
※ vscode を前提とします。準備がまだでしたら、下記の記事をご覧ください。

補足. 有料部分に関して

すぐに動かせる環境のZIPファイル と、おまけとして
すぐにブラウザに接続して確認ができるZIPファイルを添付しています。

やっぱり、コマンドに何かが表示されるのよりも、GoogleChromeなどで実際の画面として見れる方が、テンション上がりますよね。

また、HTMLの学習をしたい方がいらっしゃれば、そのZIPファイル内のHTMLファイルを自由に変更することで、Webアプリケーションとしても見ることができます。よろしければ、ご購入を検討してみてください。

以上、宣伝でした。本題に行きましょう。

1. まずは土台(プロジェクト)をつくる

先ほど、コーディングはモノづくりと同じと書きました。

モノづくりには、
1. まずどこで作業をするのか。
2. どこに作ったものを置いておくのか。
を考えると思います(何も考えていないと、後々困りますよね)。

1. どこで作業をするのか。

vscode で作業を行いましょう。vscode は起動していますか?
まだの方は起動をお願いします。

2. どこに作ったものを置いておくのか。

フォルダの中に作ったものを置いていきます。
決まりましたか・・?

どこのフォルダが良いの・・?と迷われたら、
ドキュメント の中に java-program というフォルダを作る。
その中にお好きな名前のフォルダを作ると良いかと思います。
今回なら、そうですね…。  sample  としましょうか。

では、 vscode で作業をする場所を開きましょう。

1-1. vscode での作業

上部にメニュー(File, Edit, Selection ...)があると思います。
その中の、 File をクリックしてみてください。追加でメニューが表示されましたか?
その中から、 Open Folder をクリックしてみてください。
すると、フォルダを選択するためのメニューが出るかと思います。
では、先ほど決めたフォルダを選びましょう

ちょっと文章が多いですね…。ですので、
これからは下記の書き方で表していきます。

1. File > Open Folder
2. プロジェクトを置くためのフォルダを選択
 
※ 今回なら、ドキュメント > java-program > sample を選択 

余談にはなりますが、
こういったコーディングされたファイルがまとめられたものを、
プロジェクト」と呼びます。java のプロジェクトであれば、javaプロジェクト となりますね。

1-2. 『javaプロジェクト』をつくる

先ほど選んだフォルダが開いた状態になりました。
では、さっそく javaプロジェクト を作っていきましょう。

javaプロジェクト を gradle (ぐれいどる)というツールを使って作ります。

gradle インストールの方法は省略します。
※インストールしたくない方、インストールが面倒な方、今後の工程が面倒な方、ご購入を検討してみてください。

では、1からプロジェクトを作りたい方へ。手順を書いていきます。

下記のコマンドを実行します。

gradle init

すると、色々とどうする?みたいなのが聞かれるのですが、
1. application を選ぶため、 2 を入力してEnter
2. Java を選ぶため、 3 を入力して Enter
3. Groovy を選ぶため、 1 を入力して Enter
4. JUnit Jupiter を選ぶため、 4 を入力して Enter
5. プロジェクトを置く場所のフォルダ名 を入力します。今回は、sample と入力して Enter
6. とりあえず、 Enter
やり取りした結果としては下記になります。

Select type of project to generate:
 1: basic
 2: application
 3: library
 4: Gradle plugin
Enter selection (default: basic) [1..4] 2
Select implementation language:        
 1: C++
 2: Groovy
 3: Java
 4: Kotlin
 5: Swift
Enter selection (default: Java) [1..5] 3
Select build script DSL:
 1: Groovy
 2: Kotlin
Enter selection (default: Groovy) [1..2] 1
Select test framework:
 1: JUnit 4
 2: TestNG
 3: Spock
 4: JUnit Jupiter
Enter selection (default: JUnit 4) [1..4] 4
Project name (default: sample): sample
Source package (default: sample): 

たくさんのフォルダやファイルが出来上がったかと思います。
これで、javaプロジェクトの作成は完了です。

少しだけ、解説をします。
重要なのは、下記の 2つです。

1. build.gradle
2. src

2-1. build.gradle とは?

javaプロジェクト を gradle (ぐれいどる)というツールを使って作ります。

最初の方にそう書きました。
そのjavaプロジェクトの設定が書いてあるのが、 build.gradle というファイルになります。

では、必要最低限の設定を載せておきます。
こちらの内容をコピーして、自身で作成された build.gradle のファイルの中身を書き換えてみてください。

plugins {
   id 'java'
   id 'application'
   id 'eclipse'
}

repositories {
   jcenter()
}

dependencies {
   testImplementation 'org.junit.jupiter:junit-jupiter-api:5.4.2'
   testRuntimeOnly 'org.junit.jupiter:junit-jupiter-engine:5.4.2'
}

java {
   toolchain {
       languageVersion = JavaLanguageVersion.of(11)
   }
}
compileJava {
   options.encoding = 'UTF-8'
}

application {
   mainClassName = 'sample.App'
}

test {
   useJUnitPlatform()
}

※こちらの内容が動かない場合、gradleのバージョンが低い可能性があります。6.7以上で再インストールしてみてください。

2-2. src フォルダとは?

src は source の略になります。

自分たちがこれからコーディングしていくものを、source(そーす) と呼びます。 美味しいソースじゃありませんw

このsrc フォルダを開いてみると、 maintest というフォルダがあるかと思います。
main の方が、主役になります。
test の方は、その名の通り、動作を確認するためのものを入れていくフォルダです。

3. 試しに動かしてみよう

せっかく作ったので、動かしてみましょう。

gradle経由で作成したため、実はもう動かせるためのファイルも準備されているんです。

vscode 経由で実行してみましょう。
まずは、 Terminal > New Terminal をクリックしてみてください。

すると、下の方になにか出てきたのではないでしょうか。そこに、下記を入力してみてください。

Windows の方

.\gradlew.bat eclipse

Mac, Linux の方

gradlew eclipse

すると、コーディングをするための設定をしてくれます。
次に、実行しましょう。

Windows の方

.\gradlew.bat run

Mac, Linux の方

gradlew run

下記が表示されましたか・・?
これは実行された証拠です!

> Task :run
Hello world.


さいごに

(´・ω・`)しょぼい

そう思った方、一番最初なんてそんなもんです。

プロジェクトを作成できれば、後はその中身を作っていくだけです!
このやり方は、仕事でも最初に行う作業とほぼ同じです。

自分で学習をするからと言って、実際の仕事とは違う手順でやる必要はないですよね。細かい設定の違いはありますが、ほとんど同じ手順になります。

もう一度宣伝をしてしまいますが、、
ご購入いただいた場合は、1 の作業はスキップできます。
本当に、gradle のインストールはいりません!

有料部分でも、改めて手順は記載します。
説明の記載はしませんので、気になった場合は上部説明をご覧ください。

それでは、楽しいプログラミング生活をお過ごしください。

まとめ
・javaを動かすためには、プロジェクトを作る
・プロジェクトは、gradle を使って作る

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