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2023年夏映画

An eye for an eye
A life for a life
I'll see you in Hell on the other side
An eye for an eye (An eye for an eye)
A life for a life (A life for a life)
I'll see you in Hell on the other, other side

Rina Sawayama - Eye For An Eye

2023年の夏映画をまとめる。


ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

「トップガン マーヴェリック」と同様、トム・クルーズ(映画制作者)とAIや”上”との戦いを描いていた(公開と同時期にハリウッドのストライキが行われており、わかりやすい構図だった)。”それ”の傀儡となった殺人マシーン、”それ”を利用することしか考えていない(”それ”によって引き起こされる犠牲を考えていない)”上”、そして”それ”に抗うチームという構図だ。”それ”のキーを物理的なトークンにするというアイディアは力技だが場面を追いやすくしていた。肝心のバイクジャンプだが、(命懸けなのに)物語上の必然性がさほどないのは笑ってしまった。PART TWOも楽しみだ(が、前後編は色々とキツいので本当はやめてほしい)。

ジョン・ウィック:コンセクエンス

文字通り”consequence”な4作目だった。これでもかと監督とキアヌのやりたいことが詰め込まれていて、見ていて嬉しくなってしまった。インチキ日本、敵陣でラーメンを食うドニー・イェン、登場するたびに衣装が違うビル・スカルスガルド、治安の悪すぎるパリ(エッフェル塔に堂々と本部があるのは笑った)、ドラゴンブレス弾、決闘(「決闘をするアニメは名作」)、「ルールを破った者には”報い”(consequence)がある」をきっちり踏襲した結末など、個人的には完璧だったと思う。長いという声もあるが、僕はもう少し見ていたいとさえ思った(生理現象の問題がある)。階段をせっかく登ったのに蹴り落とされて振り出しに戻るシーンは「人生」を感じてしまった。殺し屋ユニバース(?)の拡大を今後も見続けたい。彼が帰ってくるかどうかは……(まあ、「レザレクション」の前科はありますからね)。

Coming Soon…

秋は「イコライザー FINAL」「マーベルズ」あたりだろうか。「オッペンハイマー」の公開は……難しいかもしれない。


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