【ウマ娘】メインストーリーのせいでマックイーンの虜になった

以上
 ~完~

だけだと、いくらnoteさんでも怒られるのでひたすらに気持ち悪い雑文を垂れ流してこの感情を廃棄しようというアレ。

いや、今ですね。メインストーリーを全部読み終わって感動であると同時にですね。
凄まじい虚無感が心に渦巻いているんですよ。
今まで体験したことがなかったんですけど「ああ、難民ってこういう感情だったのか」と思っているさなかでございます。

チームシリウスの、マックイーンとお別れとか辛すぎてピエン。

アニメ1期でのマックイーンとの出会い

一番最初の出会いはまあ、普通にアニメ1期でした。
ちなみに史実だと98年世代(スペ達の世代)からの人間でして。
実馬のほうでウマ娘に実装されているキャラだと、グラスワンダー、アグネスデジタル、マンハッタンカフェ辺りが好きでした。
(尚、ウマ娘になってもみんな好きな模様)
メジロマックイーンは1990年頃の馬なので、残念ながら何も知りませんでした。
さてさて、1期のメジロマックイーンの印象は「お嬢様言葉だけどキン肉マンの技をかけている賑やかしキャラの一人」位でした。

そもそも1期のメインがスペシャルウィークの世代であり、
当時は史実過激派であった自分はエルコンドルパサーがダービー出た辺りで切ろうかどうか程度の惰性で見ていたのもあります。

この頃はグラスはもちろんとして、印象にあったのはサイレンススズカでしょうか。
彼女の沈黙をあのように回避してくれるなら、まあエルコンドルパサーがダービーを出たのも目を瞑ろうという感じでした(何様だ)

アニメ2期でのマックイーン

その後、アプリになるまでゴタゴタとありましたが、とりあえずグラスワンダーが出るのであればやろうということで待っていた所、アニメの2期が告知されました。アプリはその1ヶ月後に配信され、個人的にも盛り上がってました。

そして、2期の主軸は「トウカイテイオー」
史実ではメジロマックイーンは一つ上の世代ですが、ウマ娘では同級生とのこと。
そして、今回はほぼ史実通りに進むストーリー。自分も何度も涙を流し、感動して

……カノープスが好きになりました(おい

いや、もちろんメジロマックイーンもかなり好感度はぐぐっと上がったんですよ。
最強であり続ける姿とか、ライスに拍手を送る姿とか、
12話のシーンは翌日目が腫れて上司に心配されました。
だけど2話とか、10話とか、最終話のレース前とか、ね。
(見てない方はぜひご覧ください、BD-Rまで買っちまいましたが満足です)

そしてアプリの育成でのマックイーン

その後、アプリの方で黒マックイーンを入手。
育成ストーリーを見て、温泉も当てる。

ここで、マックイーンが推しの一人に入る。

ええ、育成で? って思う人がいるかもしれない。
確かに、マックイーンの育成ストーリーは初期組というのもあって、最近のウマ娘と比べてドラマチックだったり、かといってナイスネイチャのストーリーみたいな、なんと呼べばいいのか恋愛ゲームっぽい(?)要素が濃いわけでもない。

だけど、アニメでは見られなかった彼女の、弱い部分というか、愛らしい部分というか、2期のアニメのマックイーンはなんだろう「凛々しすぎた」と呼べばいいのだろうか。

育成ストーリーのマックイーンはそうじゃなくて。
もちろん気高くあろうとする理想も背負っているんだけど、
同時に年頃の少女相応の現実の悩みがあって。
それをトレーナーと切磋琢磨して「退屈なくらい最強な相棒」と呼び合うまで乗り越えていく。

この過程というか、道のりがすごく好きになった要因だと思う。

メインストーリーでのマックイーン

……で、ここまでマックイーンへの好感度をあげた状態でメインストーリーを読んだ結果どうなったか。

そりゃあ好きになるだろうよ。

色々なところでネタにされているけども、まさに『一心同体』になりましたよ。
ライアンに拗ねてる時はどうしようもなく可愛いと思ったし(キモい)
天皇賞秋を降着した時は、画面越しに叫んでたし。
記者への質問でトレーナーを庇おうとする時にはすでに泣いたし。
その後のマックイーンとの会話はその三倍は泣いたし。
もう、この子しかエースは居ねえと思ったわ。

だから2章、本当にライスシャワーが好きな人達には申し訳なかったが。
自分はマックイーンに天皇賞(春)を勝ってほしいと願ってしまった。
この頃には史実を知っていて、それが叶わない事はわかっていて、
だけどそれでも、シリウスのエースに、マックイーンに勝ってほしかった。ライスシャワーの勝利を、心の底から祝ってはあげられなかった。

もちろん、その後のマックイーンとの会話は泣いた。

その後も皆の夢を叶えるために、チームシリウスとして一緒に活動をしていく。

そして5章、自分はサイレンススズカで泣くという覚悟はあった。
だけど、いい意味で不意打ちで泣かせて来たのはマックイーンだった。

「なによりそれを証明してくれたのは、貴方ではないですか」
「トレーナーさんがいつだって二人三脚で歩んできてくれたから、今の私たちがあるのです」
「私たちは、想い描いた以上の夢を叶えてこれたのです」

他の実況者の方とかはこの後の回想で泣いてるんですが、自分はこの時点でもう泣きました。

いや、後から考察すれば色々あるんですよ。
5章までは史実通りで来ているから、この考えは違うとか。
だけど、マックイーンも怪我をせず、ライスが生きている世界線でもあるとか。
ナリブとハヤヒデの姉妹対決を実現できているとか。
マックイーンの目線がカメラ(プレイヤー)を向いているとか。
マックイーンの言葉はチームシリウスだけじゃなくてウマ娘のアプリで育成した全てにかかっているとか。

だけど、自分が最初に受けた印象はそういう理屈じゃないものでした。

そもそもマックイーンの言葉に理屈はない。
ウマ娘なら限界を乗り越えられるというのは
根拠のない自身の経験則でしかありません。
現実に、その前の話で多くのウマ娘が怪我をしたレポートがあります。

だけど、マックイーンはそれを疑わない。
なぜなら、それをすぐ近くで、証明し続けた人がいるから。
いつだってその人が寄り添って夢を道を共に歩んできてくれたから。

『一心同体』

それはメジロ家の使命だけではなかった。
それは決してトレーナーからの一方的な想いではなかった。

いや、もう書いててちょっと泣きそうになった(キモい)

そして、最終章。もう言葉はいらない。

マックイーンがいなければ、ここまでの物語は存在しなかった。
本当は笑うシーンなんだろうけど、ニンジンを売ってるマックイーンを見て、自分は泣いてしまった。

懐かしさと、可愛らしさと、そしてなにより寂しさだった。

彼女との別れは確定した。
その先は、飛沫の妄想の中でしか生きられない。

だけど、それは「自分にとって都合のいいマックイーン」でしかない。

……この隙間をどうして埋めようか。

ストーリーを見返しても、育成をしても、マックイーンはもう応えてはくれない。

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