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Enablement Workshop for QA Engineers を開催します

ナレッジワーク QAエンジニアの河野(@TetsuayaKouno)です。

ナレッジワークのエンジニア組織では、これまで"Enablement" "Craftsmanship" をテーマにした勉強会、Encraft を主に毎月開催してきました。特にテスト・QA のトピックに関しては、それらの情報交換の場として QA Enablement と題し、これまで2回開催し、多くの皆様にオンライン・オフラインで参加していただいただき、微力ながらテスト・QA 業界の皆様の Enablement に貢献してきました。

さて、今回、Encraft とは別の企画として、テスト・QA 業界の皆様をより Enablement したいという思いを込め、主題のワークショップを開催することとしました。本記事では、ワークショップ開催の背景や目的を述べ、そして第一回目のワークショップの概要をお伝えします。

ワークショップを開催するきっかけと背景

きっかけ

今回、ワークショップを開催することに至ったきっかけは、社内で施策設計に課題を抱えていた QA Group メンバー向けに PFD( Process Flow Diagram:プロセスを表現する記法)の勉強会を企画・開催したことになります。この勉強会が思ったより評判が良く、他のエンジニア向けに2回目も開催することにしたのですが、せっかくなので社外の QA エンジニアの方にも受講できるような勉強会を開催できないかと思いました。そして、開催するにあたり企画を進める過程で次のような背景や課題意識が浮かび上がってきました。

ナレッジワークにおける背景や課題意識

導入で述べた Encraft では、聴講者や参加者から質問を受け付けて交流はできるものの、どちらかと言うと登壇者からの一方通行の情報発信になりがちという課題がありました。また、イベントの規模がそれなりに大きく、QA トピックの Encraft は開催が半年に一回程度で、頻度が少なく皆様との接点がそれほど多くないことも課題として考えられました。
加えて、イベント規模が大きいために、登壇者や司会、企画推進者が比較的慣れているメンバーに偏りがちで、成長する機会、すなわち Enablement の機会が社内の QA Group メンバーに広く提供できていないという課題もありました。

テスト・QA 業界における背景や課題意識

以前、こちらの発表でもお伝えしたように、現在、多くの QA エンジニアは、成長するための環境や教育を受ける機会に恵まれていないのではないかという課題認識があります。
一方、ナレッジワークは社内だけではなく社外に対しても Enablement の機会を提供することを推奨していますのでナレッジワークとしてワークショップを開催しこの課題の解決に少しでも貢献できるのではないかと考えました。
なお、このような課題に対して、筆者はプライベートな活動として QA ゼミを主催したり、書籍を執筆したりしてきました。

ワークショップの開催の目的

これまで述べてきた背景や課題意識に基づくと次の2つの目的に整理することができます。

テスト・QA 業界へ Enablement の機会提供

テストや QA に関わるトピックをワークショップのコンテンツとして取り上げ、成長や教育の機会に恵まれていない QA エンジニアの皆様に Enablement の機会を提供したいと考えています。また、講演やパネルディスカッションのように一方通行の形式ではなく、ワークショップという形式で実際に手を動かし、そしてディスカッションすることで理解の定着や疑問点の解消に繫げるようなことができるような勉強会にしていきたいです。

ナレッジワークに在籍する QA エンジニアへの  Enablement の機会提供

通常の業務ではあまり接点のないイベントの企画やコンテンツ作成、さらに講師での登壇という機会を通して、多面的な人材として QA エンジニアを  Enablement するという目的もあります。もちろん、コンテンツや講師としてのクオリティーは保ちつつ、ナレッジワーク に在籍する QA エンジニアにも  Enablement するための機会をたくさん用意したいと考えました。
また、コンテンツ作成や講師を行う過程で、ワークショップのテーマに対してはそれなりの深い理解が必要になり、その理解がスキルアップや業務の質向上につながると思っています。

ワークショップの概要

では、第一回目のワークショップの概要をお伝えしたいと思います。
第一回目は、ワークショップ企画のきっかけである PFD( Process Flow Diagram )を取り上げたいと思います。
ワークショップの前段でプロセスの概要を解説した後、PFD の記法を理解し、実際に身近な作業をお題として取り上げ、実際に PFD を作成する演習を行います。さらに、参加者の皆さんが作成した PFD を共有しながら、ディスカッションし理解を深めていきます。
また、ワークショップのあとに、講師と参加者、もしくは参加者同士で交流できる懇親会の時間も用意する予定です。ワークショップを振り返り学習した内容をより定着できる時間にしてもらえればと思います。

ワークショップの対象者は、テストエンジニアやQAエンジニア、特にジュニアなエンジニアの方を想定しております。また、QAやテストに興味のある他の職種の方も大歓迎です。

なお、ワークショップの形式ということもあり、小規模開催かつ参加者を限定いたしますので、ご理解いただいただければ幸いです。また、同じテーマで複数回開催を予定しています。

おわりに

本記事では、Encraft とは別に企画を進めている「 Enablement Workshop for QA Engineers 」の背景や目的を説明しました。また、第一回目のワークショップの概要をお伝えし、ワークショップの外観が理解できたのではないかと思ってます。

これから継続的にワークショップを企画・開催していきますので、テストエンジニア・QAエンジニアとして成長したい方やQAエンジニアという職種が気になる方は是非参加していただければ幸いです。

ナレッジワークの QA Group に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひカジュアルにお話しましょう!
また、ナレッジワークでは、様々なエンジニアポジションで採用募集を行っています。ナレッジワークに少しでも興味がある方、カジュアルにお話しましょう!

今後の Encraft についてはこちらからご確認ください。


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