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こだわりを詰め込みたくて、フリーランスになった━━美容師からアイリストへ転身した私が伝えられること

橋本 典子(はしもと のりこ)

美容師歴7年、アイリスト歴11年。「もっと自分の時間がほしい」と思い、大胆に、美容師から離れることを決意。友人からの言葉をきっかけに、アイリストへ転身した。

プロフィール

「美容師」から「アイリスト」へ転身するまで

━━橋本さんが、アイリストになった理由を教えてください。

橋本:7年ほど「美容師」をしていましたが、あることをきっかけに、思い切って「アイリスト」へ転身しました。

━━あること、ですか。

橋本:「もっと自分の時間を取りたいな」と思うようになって。

今は、私が所属しているサロンビレッジのような「シェアサロン」が浸透していますが、10年前は、ほぼありませんでした。

「美容師はサロンで働く」が常套句。

自分の施術で、お客様をきれいにしたいという想いはずっとありましたが、体力的に限界を感じていて。

そこで偶然、アイリストをしている友人が「アイリスト、すごく楽しいから挑戦してみたら?」と勧めてくれて。

直感的に、目のプロフェッショナルとしてお客様をきれいにできるのは、とても素敵だなと。

そこから、アイリストへ転身することを決意しました。

自分のこだわりを惜しみなく詰め込むために、フリーランスへ

━━アイリストになるまで、やはり大変でしたか?また、どのような過程がありましたか?

橋本:技術を習得するまでは、もちろん大変でした。ただ、とても楽しかったです。もともと、コツコツと細かい作業をするのが好きなので。

私が一番はじめに所属したサロンは、百貨店にあるマツエクサロンでした。約2ヶ月の実践と座学を通して、技術の習得に専念していましたね。

都心に構える高級志向なマツエクサロンだったので、施術は多くても1日4人まで。とても有意義かつ、学びの多い時間でした。

ただ、働く中で少しずつ違和感を感じるようになって。このタイミングで「フリーランス」を考えはじめましたね

━━どういった違和感があったのでしょうか?

橋本:お客様のライフスタイルに合わせ、「スピーディーかつ柔軟な対応をしたい」という気持ちがずっとありました。

先述した通り、以前のサロンはゆったりとした空間を目指しており、余白を大切にしているお店でした。

ただ、都心で働いている方は「スキマ時間」を大切にしている人が多い印象です。

1時間のランチタイムに、施術をしたいお客様もたくさんいらっしゃいます。例えば、子育てで忙しいママさんだと、終業後には行きづらい。

そんなこともあり、お客様の貴重な時間を大切にしたい。そんな想いがずっとありました。

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私の施術であれば、既存のお客様は”30分以内”で対応可能です。

スピーディーな対応ではあるけれど、眉毛の悩みを解消できたり、楽しい会話でほっと一息つけれるような「濃密な空間」を目指しています。

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橋本:他にも、「再現方法」を丁寧にお伝えしたい気持ちがありました。

眉毛のお手入れ方法を、詳しく教えてくれるサロンって意外と少ないなと感じています。

美容院でもマツエクサロンでも、いざ自分で施術をするとなると、思い通りにいかないことってよくありますよね。とても悲しいことだと思います。

私は、お客様の手でも、素敵な眉毛を描いてほしいと願っています。

そのため、初回のお客様には、「眉毛のきれいな描き方」や「アイテム」を惜しみなくお伝えしています。

こういった1つ1つのこだわりを詰め込めるのが、フリーランスならではの特権だと感じますね。

美容師からアイリストへ転身した私だからこそ、伝えられること

━━フリーランスになろうと決心した時、不安はありませんでしたか?

橋本:もちろんありました。特に「集客」ですね。サロンビレッジが銀座にあるので、ほぼゼロからのスタートだったんです。

ただ、何もやらずにいると悶々としそうだなと思い、思い切ってサロンビレッジに足を運んでみました。

代表・山本さんと話を重ねていくうちに、「なんか大丈夫そう!」と思えて(笑)。それくらい、サロンビレッジが手厚かったですね。

━━どういったサポートがありましたか?

例えば、集客面を解消するために「Instagramのリール(動画)を投稿してみたらどうですか?」と助言してくれました。

そのアドバイスを聞いてから、毎日投稿をスタート。そうしたら、フォロワー数が1,320人まで増加したのです。

さらに集客を強化するために、予約サイト「ホットペッパービューティー」との掛け算で、少しずつではありますが、予約が右肩上がりに伸びていきました。

━━すごい……!独立時の悩みを解消できるのも、大きな魅力ですね。

橋本:そうですね。他のシェアサロンにはない特権だと思います。

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橋本さんの施術部屋

━━今後のキャリアに悩む美容師が多いとお伺いしています。キャリアチェンジした橋本さんだからこそ伝えられる、メッセージはありますか?

橋本:キャリアって悩みが尽きないですよね……。すごくわかります。

もし「人間関係」で悩んでいるのであれば、サロンビレッジのようなシェアサロンでフリーランスになってみるのも1つの手段だと思います。

いくらフリーランスと言えど、サロン勤めであれば「サロンのルール」に合わせる必要があります。どの美容室にいっても、人間関係の悩みは尽きないですからね……。

━━たしかに、そうですね。

橋本:もし「センスや才能」で行き止まりを感じたら、思い切って、別の道を考えるのもありです。

美容師だからといって、美容業界のすべてを網羅しているわけではないはずです。

私は友達からの助言から、アイリストという職業に出会いました。

「自分は何に悩んでいるのか?」「どういった形でお客様に提供したいのか?」「どんな職業があるのか?」を深掘りしてみると、道が少しずつクリアになっていくと思いますよ。

私のこれまでの葛藤が、悩みの突破口になれたらうれしいです。

橋本典子さんのInstagramはこちらです

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取材・文/ヌイ(@nui_nounai

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