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Netflixの経営陣のような考え方で生きたい。

今、ちょうど本を読み終えました。古い本なので、トレンドは役に立ちませんが、いろんな業界のビジネスモデルを知る上では役に立つ本です。よかったらどうぞ。

その中でNetflixのビジネスモデルは儲かるのかと言う検証があったのですが、僕は今でこそ認知されまくって成功しているこの会社の経営陣の思考に感銘を受けました。

シェア1位を捨てる先見の明

Netflixは2011年、DVDの宅配サービスをやっていました。まあツタヤみたいなもんです。アメリカではビデオレンタル屋さんが潰れまくり、Netflixは当時業界1位でした。

しかし、経営陣はこのままでは勝ち残れないことを見透かし、シフトをストリーミングに大きくシフトします。一位の座を捨ててまでの覚悟と自信があったんです。

結果的に、無事残ることができているわけなんですが、2016年ごろからAmazon PrimeやApple TVの登場で、その地位が脅かされるわけです。そこで生まれたのがネトフリオリジナル。このオリジナルにかける情熱が並大抵じゃない。

赤字になってでもいいオリジナルを作るために投資

実はネトフリは何回か赤字になっています。理由は簡単。稼いだ額よりもオリジナルドラマ製作にお金をかけたんです。え?黒字にするためにドラマを作っているんじゃないの?

そうです。しかし、今はまだその時でないと判断したのです。助走をつければつけるだけ高く飛べるのは知っています。赤字になっての投資は助走にすぎないのです。


その後は世界の検索ランキングのドラマ部門をトップ10のうち6個くらい独占する世界的ヒットを数々生み出しました。じゃあここからは順調に黒字なんだな!

いやいや、まだ助走です。

年の売り上げの3倍を借入る。

ここで大きな一手に出ます。Netflixはあるとき、会社が1年間で稼げるお金の3倍を借金(借入)します。

年収の3倍借金するサラリーマンはいないのですが、企業だとそこまで大きい金額ではないそうです。しかし、ここに大きなレバレッジ(てこ)をかけてきたのは間違いありません。この本が書かれたのは2017年ですので、今から3年前です。

未来から見てこの賭けは成功しています。当時は米国内で1億人でしたが、今は米国外だけで1億人を超えています。コロナの影響もあって、3,4倍近くなっているのではないでしょうか。

広告からお金をもらっているわけではないので、いかに多くの人に登録してもらえるかが大切なのです。

自分にここまでの投資ができるか

さて、あなたは自分にここまでの将来の投資ができるでしょうか。

今習い事を考えている人、お金を使いたくないと言う理由で、「やりたいこと」を先延ばしにしている人。

ここでの「赤」が将来の「黒」に起因するかもしれないのです。

僕は、Netflixの経営陣のように、「目先にとらわれない、現状に満足しない判断」を心がけたいと思いました。

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