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新会社立上げに受託モデルの終焉を憂う

年明け早々に景気の悪いこと書いてるように感じる方もいるかもしれませんが、多くのクリエイティブに関する企業の経営者、フリーランスの方々はここ数年、少なからず感じるていることなのではないでしょうか?

制作業界の現状 (個人見解)

今、クリエイティブ業界に大きな変化が訪れているように感じます。広告の減少、生産年齢人口の減少という状況に加え、スキル系は慢性的なリソース不足にも関わらず、起業独立の加速から、制作会社、フリーランサーが飽和状態、その流れで生じるダンピングや案件の取り合いが生じていると感じる一方で、決して不景気でもなく、世に出てくる面白い仕事は絶えない。(あくまで個人的な印象ですが)

そんな中、多くの制作会社のビジネスモデルは、受託が主。工数ベースでの見積もりがスタンダードで、利益を上げようとするなら、単価を限界まで上げ、人を増やし内製するという戦略になり、そうなると鈍重になり、案件数も増やさなければならないし、時にはお金のための仕事をすることにも。。

上記の業界状況を鑑みると、

リアルに「これなんか手を打たないとやばくね」という思いが生じるのは必然と思うのです。

私もブルーパドルという会社を2年前に立ち上げ、3期目に差し掛かった頃に、共同代表の佐藤ねじとも議論する中で、様々な限界を感じるようになりました。

そんな中の、次なる打ち手

そして行き着いた結論がこれ。

・ブルーパドルのギルド化
・新会社設立

ブルーパドルのギルド化についてはこちらの記事を参照ください。

【ご報告】ブルーパドルの社員を全員フリーランスにして、ギルド化します!

新会社設立については、また別の機会に詳しく書きたいと思いますが、「なぜこのタイミング?」という部分を少しだけ。

ポジショニングの難しい時代

長らくデジタルを主とした受託制作に関わってきましたが、ここ数年、有名なクリエイティブ企業は、それぞれポジションを確立し、どの企業もアイディアや技術が均衡。案件自体も少ないパイを取り合っているような気がします。(あくまで個人的な印象ですが)

そんな中、多くの制作会社は、受託事業とは別の収益モデルや組織構造を確立したり、サービス開発をしたり、コンサル事業を行ったり、ファンドを立ち上げ投資をしたり、中には海外へ領域を伸ばしたり、ギルド的にある特殊な知識や技術、役割を持つメンバーで組織を構築したりと、すでに様々な手を打ち、これからの戦い方を模索している状況です。

これはもう制作会社や国内に限った話でなく、米国でもコンサル会社がエージェンシーを買収する動きが活発化してたり、様々な業種業態が入り乱れ、新たな企業や組織がどんどん生まれている状況です。

そんな中、個人的にここ数ヶ月のお仕事の中に"新たな流れ”と手応えを感じるようになりました。

既存業界に感じた新たな活路

それは、建築設計会社や空間、不動産系の会社さんとのプロジェクトです。

実は新卒の会社がインテリア系だったこともあり、この業界にいまだに縁がりまして、

不動産デベロッパーさんとのサービス開発、エリアブランディングや、知人の建築設計事務所と企業のR&Dプロトタイプや、ゼロから一緒に物件つくる案件、世界的な建築設計会社とのオフィス内のコンテンツ企画から制作などの引き合いが増えています。

そんな業界の友人達に聞くと建築業界では、デジタルからコミュニケーション部分をサポートできるパートナーやアイディアを求めていて、このニーズを埋めている会社はまだまだ少ないそう、私もそう感じます。理由としては、そもそも契約から仕事のサイクル、飛び交う言葉、全てのプロトコルが違う業界というのもある気がします。(あくまで個人的な印象ですが)

もちろん私の尊敬する著名なクリエイターの方々が建物のVIやサイン、関連グラフィックからウェブサイトを行っている事例は数多くありますが、建築設計からガッツリやっているパターンはまだ少ないのではないか。

私の新会社では、その領域の開拓を1つの軸足に置きつつ、暮らし全般の事業に携わっていこうと考えています。事業領域を一言でいうならば「暮らしに関することすべて」です。

やることを絞り、深く関わる

今までネット上のものや多くのデジタルコンテンツをつくってきましたが、これからは、制作全般請け負います!面白い企画します!ウェブつくります!ではなく、ジャンルを絞り、仲間と共にハンズオンスタイルで「GROUNDED CREATIVE:暮らしを豊かにするグラウンドデッド(地に足のついた)な価値の追求」を行なっていこうと思っています。

新会社の屋号は「Know ノウ株式会社」です。「Know each other, Creat together.」というキーワードを掲げ、業界の垣根を超えた、仲間と共に、新たな価値を創造する会社を目指します。

長くなりましたが、受託モデルのモヤモヤから新会社設立経緯までを、つらつら書いてみました。

いま色々仕込んでいて、ワクワクしながらいるのですが、また追って自社サイトやnoteなどで、新オフィスのこと、実績やお知らせなどなど、告知していこうと思います。

長くなりましたが、つたない文章を、最後までお読みいただきありがとうございました。

今後とも変わらぬ厚誼を賜りますようよろしくお願いします。

以下、蛇足です。

「具体的にどのようなことを仕掛けていこうと考えているのか?」と、若い人達へこんな私のこれまでの経験から、少しでも気づき学びがあればと思い、自身のキャリアを振り返りながら、なぜこのような考えに行き着くことになったのかを備忘録的にまとめてみました。興味ある方はお時間あるときにでも。


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新会社立上げに受託モデルの終焉を憂う

深津康幸 / know Inc.

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テクノロジーやデバイスを用い、アイディアを掛け合わせた独自のプロジェクトを数多く手がけてきた経験を活かし、暮らし全般の事業を中心に、業界の垣根を超えた、仲間と共に、新たな価値を創造する会社「know」代表。