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夢境の夜に

ARCANA PROJECTの創世記をいただきました。
アルバムリリースおめでとうございます!


アートワークがかわいい!と思ったらディレクターはQ-TAさんでした!

天運ヘキサグラムの作詞を担当しております。
草野華余子さんの作曲で、作詞する際に華余子さんに曲のイメージなども伺いながら作詞をしていきました。
曲も歌詞も基本的に歌うアーティスト・製作側のイメージやリクエストなどを細かく伺いながらイメージに沿うように製作しています。
世界観がしっかりしている作品はそれだけ設定なども細かく、この単語よりこちらの単語で、とリクエストいただいたりもします。逆に、曲と一緒に全体の世界観を作っていく段階の場合はこちらのアイデアやイメージを取り入れていただける場合もあったりします。
歌う方のことを考えて、その方の意思に反したものにならないように慎重に製作していきます。
作詞に限らず、この工程は作曲においてもデザインにおいても、全てのことに言えるものだと思いますが、アーティストであるということで自分の意思や価値観を優先していると思われることもあるのかもしれません。私の中ではツキナミで言及したように脳の音楽、心臓の音楽と徹底的に分けたマインドで製作していますが、側から見れば同じ人間が作っているわけで、このマインドの切り替えを理解してもらうのは結構難しいことなのかもしれないです。
仕事をしながら働いているお母さんみたいな感覚でしょうか…母親の仕事は母親としての時だけで、職場では母親としてではなく一人の働く女性として振るまいたいしそう認識してほしい、みたいな…ちょっと例えがずれてるかもしれないけど、以前友人がそんな感じのことを言っていたのを思い出しました。「いくつもの顔で構えていろんな声で呼ばれる」みたいな感じなのかな。作詞家でいる間、私は私の自我を捨てて作品と向き合うことに集中しています。


そのオーダーのやり取りの中で全体的な曲の持つカラーを決めていって、そこに沿う単語を連想ゲームのようにたくさん書き出していって、曲に求められている世界観を作っていきます。天運ヘキサグラムは曲を頂いた段階で歌いたいテーマや方向性がはっきりしていたので製作しやすく、私もタロットが好きだったこともあってARCANA PROJECTの雰囲気をイメージしていきやすかったです。作っていて「難しい曲だな〜」と難易度の高さに驚いていましたが完成された音源を聴いて皆さん歌がカッコよくて、複雑な曲を歌いこなせるパフォーマンスの高さに感動したのを覚えています。
いつかライブも拝見したいです!


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