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目的ではなく意味を考える

いくらひとり親方とはいえ、私が始めた手仕事だって、ひとつの事業には違いない。補助金を申請する際にも達成したい目的やプランを設定して、この3年間は、それに沿ってかなり頑張ってきたと思う。
例えば新しい商品をつくる、販売店を増やす、そして売上をアップするとか。運良くお客様も増え、SNSのフォロワー数も伸びて、売上もアップした。

とはいえ手仕事。
どう頑張ってもこれ以上生産性が上がることはないし、売上をどんどん増やしたいわけじゃない。これから、私は何を目指せばいいんだろう?

この数ヶ月ずっと耳を傾けているのが、若新雄純さんのお話。YouTubeを見るようになって、新しい時代の価値観を知った。ひろゆきさんや成田さんに混じってトークセッションする若新さんは、どちらかというと目立たない存在(風貌は目立つけど)だと思う。
でも、彼のポッドキャストの番組「新しい経営?」を聞くようになって、彼の新しいモノの見方や新しい切り口にハッとすることが増えた。

一番刺さったのは
「事業をするにあたって将来のイメージは描くけど、なるべく事業の目的を決めないようにしている」という台詞だ。

目的は決めて向かうもの。だから達成度が気になるし、いつも数字にとらわれてしまう。
ところが若新氏は、事業展開をストーリーとして捉える方がいいとアドバイスする。
事業をどのくらいの年数でどのくらいの規模にするという〝目的〟でなく、自分が事業をしている〝意味〟を常に考える方が大切だという。

何だか腑に落ちた。
つまり、自分をその仕事なり価値の真ん中に置くっていうことだ。
そして事業は「計画通りやることよりも、やってみてわかったことに着目する」からストーリーなのだ。
人との出会いだけでなくアクシデントも楽しむ。軽やかに軌道修正する。寄り道もする。でも自分を見失わないこと。

はい、わかりました。

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