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ぼくがリクルートを卒業してパーソナル・コーチングサービスを立ち上げる理由


3ヶ月で別人みたいにダメになり、1ヶ月で人生のミッションを見つけた男の話

実は去年の12月末まで、すごく苦しんでいました。

昨年9月末に最終出社し、10月末に退職後しばらくして、毎日毎日朝起きるのが億劫になり、会社員時代には到底感じなかった孤独と不安に押しつぶされそうになりながら、もがき続ける3ヶ月間を過ごしていました。

そして、この1ヶ月はそんなことが嘘だったかのように、自分自身の人生のミッションを見つけ、より良い社会をつくるために最高にワクワク楽しい気持ちで仕事に取り組んでいます。

傍から見たらたかが4ヶ月。それでも自分にとって苦しい道のりを、毎日励ましながら支えてくれた奥さん。そしてリクルートで育ててくださった皆様に心から感謝しつつ、筆を進めていきます。かなり長いのでご興味があるところだけでも読んでいただけたら嬉しいです。

もくじ

・ご報告
・リクルートで僕がやってきたこと
・起業してからの葛藤
・コーチングとの出会い
・mentoで実現したい社会
・おわりに

ご報告

あらためまして、すこし時間が空いてしまいましたが、2018年10月末をもって4年半お世話になったリクルートマーケティングパートナーズを卒業しました。

卒業するにあたっては様々な葛藤もあり、社長でありスタディサプリの生みの親の山口文洋さんを始め、たくさんの上司や同僚の皆様に話を聞いていただき、覚悟を決めるに至りました。

現在は、自分で立ち上げた株式会社ウゴクの代表として、

パーソナルコーチングサービスmento(https://www.mento.jp/)

を立ち上げる準備をしています。

mentoは先日1/27に事前登録をはじめたところ、サービス開始前にもかかわらず3日で300人ほどのご登録をいただいており、コーチングやメンタルケアの潜在需要の大きさに驚くとともに、質の高いサービスの実現のために毎日奔走しています。

※コーチングって何?という方はこちらのnoteがわかりやすいです。

お世話になったリクルートへの感謝を込め、(全力で踏み台とさせていただきつつ)愛を込めて振り返っていきます。

リクルートで僕が経験したこと

大学で起業・スタートアップのお手伝いなどをしていたため2年留年し、2014年に新卒としてリクルートホールディングスに入社しました。

サービス開発研修を経て配属されたのは、リクルートマーケティングパートナーズの中核事業の消費者向けのプロダクトづくりを一手に担うUXデザイン部門でした。

大企業のルールが何もわからなかった僕は配属面談で、「やりたいことは特にないですが、裁量のある新規事業が良いので受験サプリで。」という新卒あるあるすぎるウザめの配属希望を出し、見事にスルーされた後だったので多少むくれ気味。

担当事業はゼクシィとカーセンサーのどちらが良いかと言われ「うわぁ…どっちもピンとこねえ」と思いながら真顔で「どっちでも良いっす」と委ねた結果、カーセンサーの担当に。

結果的に、この時上司に委ねたことが僕の人生にとって素晴らしい経験になるとこの時は気づいていませんでした。

配属後もっとも衝撃的だったのは、担当するPCサイトを見たら左寄せだったこと。※2014年です

▼当時のキャプチャ(wayback machine参照)

「あれ…もしかして2004,5年にタイムトリップした…?」と絶句していると、「カーセンサーはサイト改善に投資してきたからリクルートの中でもかなり進んでいるんだよ」と先輩から言われ「なん…だと…?」となっていたのは、しばらく言い出せませんでした。

ですが実際現場に入ってみるとCPA最適化への圧倒的こだわりと筋肉質な集客体制が築かれており、合理化・細密化されたモニタリング体制などから、なんとなく言わんとしていることを理解しました。

ただ、計算外だったのは、マッチョと言わざるを得ない組織のカルチャー。

毎日怒声が飛び、詰められて放心状態の先輩極度の緊張状態で行われる会議に、「やべえところ来ちまった」と思いながら日々を過ごしていました。

※誤解がなきよう注記:僕の入社当時の話です。むしろ今は時代に合わせて急速に変化し、めちゃくちゃ心理的安全性の高くて働きやすい職場です。

ただ、慣れてくると仕事に取り組む上司や先輩の熱量の凄まじさに気づき、その熱に当てられた自分自身も、毎日真剣にプロダクトの改善に向き合うようになるのに時間はかかりませんでした。

そこから4年間、がむしゃらに走り続け、PMチームを率い圧倒的な達成率でKPI向上を実現しつつ(これは自慢)、リブランディングやCM制作に携わったり、新規事業開発や古参事業のターンアラウンドなど多様すぎる経験を積ませていただきました。

ちなみに500人が集まった社内プレゼン大会で「カーセンサーはダサい」と高らかに宣言し、偉い人たちにドン引きされたのはいい思い出です。(もちろんその後は責任を持ってきっちり変えました。)

▼当時のプレゼン資料

▼リニューアル後のカーセンサー


最大の学び

とくにリクルートに入ってよかったと思うのは、働くひとを活かす優れた組織とカルチャーに触れられたことです。

営業・企画・開発など組織全体が一体となってその目標を信じ、日々努力を積み重ねていく様子に、「生きた組織」のお手本を学ばせていただきました。

また、業界の健全化を自らの責任として追い、消費者が安心できる世の中を作っていくという視座の高さは、トップランナーの内側でなくては学べなかったと思います。

そして、若手につぎつぎに大きな打席を与え、勇気づけ、叱咤し、出した成果を全力で称える。そんなカルチャーが故に、緊張と弛緩を繰り返しながら、圧倒的な成長幅で仕事に取り組むことができたと思っています。

それが僕のビジネスマンとしての原体験であり、今後の経営において目指すべき一つの理想像としてDNAレベルに刻み込まれているように感じます。


起業してからの葛藤とコーチングとの出会い

起業し取り組もうと考えていたのは、会社員として経験してきた「中古車」の領域。

まだまだ情報の非対称性が強く「騙された・壊れた」といった消費者の声はなくならない業界。

日々UXの向上に向き合う中で「最終的には数ある中古車事業者が変わらない限り、顧客体験は変わらないのだ」という結論に至り、仲間を集めてアメリカのスタートアップCarvanaのような圧倒的に透明性の高い車のECビジネス(状態がオンラインでつまびらかで・返品OK)にチャレンジしようと考えていました。

ユーザー調査をし、ひとつひとつ論点を解消して、テストマーケのために提携していただける企業をみつけたりと、少しずつ前に進んでいましたが、同時に自分の心に違和感も覚えていました。

どうにも、やる気がおきないのです。

自分がやりたくて始めたことなので当然そんな事も言っていられず、苦しみながらも自分を強いて前に進めていくのですが、どうにも調子がでない。

そんな状態ではパフォーマンスが上がらないので、なんとかせねばと考えている時に、知人や奥さんから「仕事で悩んでいるときはコーチングがいいらしい」とのアドバイスをもらい、試しに受けてみることに。

検索を繰り返し探し当てたコーチの方に現状を話していると、客観的に自分の状況が見え始め、反対に理想の状態を語っていると「木村さんは本当は何がしたいんですか?」というシンプルな質問を受け、固まってしまいました。

大量の思考が頭を駆け巡り、最終的に「ああ、考えないようにしてたけど、色々な人と話すうちに意地になって、いつの間にか他人事を解決しようとしてたんだな」という結論に至ります。

結局、会社員としての自分と、個人としての自分のミッションは一致させられると思っていましたが、どうにも折り合いがついていなかったのが本心でした。

そう言語化できると心がとても軽くなり、すぐさま巻き込んだ皆様に頭を下げ、数ヶ月かけて準備してきた事業を止めました。

申し訳ない気持ちはしつつも、あのまま折り合いのつかない気持ちで始めていたら、より多くの時間と資金を費やし大きな迷惑を人様にかけていたであろうと考えると、とても良い決断ができたと思います

mentoで実現したい社会

中古車事業を止めた後、あらためて自分にとって本当にやりたい事を考えていくと「身近な人を幸せにできる手ざわりのある事業を通して、大きく社会を変えていくこと」だという答えに行き着きました。

そう思うと世界が広がり、景色が一変しました。シンプルに言えば、ビジネスとして何が成功するのか?ではなく、誰を幸せにするのか?が自分にとってモチベーションの源泉だったわけです。

そうして、身近な課題を考えていくと、自然とあることに気づきました。

「その人に合ったコーチを探すことの難しさ」です。

せっかくコーチングを受けてみたいと思っても、検索して出てくる情報は少なく、コーチの方の違いも分かりづらいのが現状です。

実際に「コーチング 受ける」などと検索してみると分かるのですが、それぞれが特色を出すためにつけるキャッチコピーも、その人に合ったコーチかどうかを判断する上で十分な情報とは言えないでしょう。

そもそもコーチング自体の認知が十分とは言えず、知っていても「なんとなく怪しい」と思っている人も多いのが現状だと思います。コーチングの効用は素晴らしく、受けてみてほしい友人の顔が浮かぶ一方で、その人にあったコーチを探すのはとても難しいという事実は、コーチングに救われた人間からすると社会的損失だとすら思えてきたのです。

そこでまずは、その人に合ったコーチを手軽に探せるプロダクトを作り、コーチングを受けたいと考えている人の後押しをしていくことにしました。

現在は、プロスポーツ選手や経営者など、ごく限られた人にのみ利用されているコーチングですが、本来コーチングは誰しもが必要としているサービスであり技術だと考えています。

人口が減少し経済成長がゆるやかになり、文化的に成熟した日本では、基準や常識は曖昧となり旧来的な幸せの概念は消滅していきます。

そんなこれからの社会において、

「自分自身の価値基準を明確にし、自分らしい生き方をしたい」

と思う人が増えていくことは間違いないでしょう。

そして、自分自身と向き合う方法論としてのコーチやコーチングが果たす役割は、決して小さくないはずだと確信しています。

誰もがパーソナルコーチを当たり前につけ内省を深めながら、目標達成と自己成長を歓び、限られた人生の時間を自己肯定感高くすごせる世界を作る。

それが自分自身のミッションであると、本気で考えています。

おわりに

今後はしばらく事前登録としてmentoでコーチングを受けたい人を募りつつ、賛同していただけるコーチングのスペシャリストの方を募集しています。現在は、コーチングスクールで資格を取得され、一定のご経験をお持ちの方を中心に募集しております。

▼mento事前登録はこちら

また、僕の思いに共感していただいた方とお会いしたいので、職種問わず協力したい!という方、ぜひお気軽にご連絡ください。
2019/03/22
たくさんご連絡をいただき、すべての方へご返信するのが難しい状況のため、プロフィールなど仔細にお教えいただけるとご返信しやすいです。ご理解くださいませ…!

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木村憲仁

(おまけ)妻が立ち上げ、CCOを務めているミレニアル女性を応援する企業、SHE株式会社も応援宜しくお願い致します!

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UGOKU inc. CEO パーソナルコーチングサービスmento(https://www.mento.jp)を運営しています。コーチングやサービス運営についてを中心にnoteを書いていきます。リクルートにて4年ほどPdMを務め起業しました。

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