詩 永久にひとりぼっちの

犬は悲しい生き物なのに、明るい人が飼っている
猫は楽しい生き物なのに、悲しい人が飼っている
花を、誰にも言わずに買った
蕾が開く前に枯れた

最後の鶯が鳴いている
最後の蝉も鳴いている
ちっともさみしくなんかない
寂しく聞こえる人がいるだけで

平日の14:00の番組は生放送
だけど今じゃない
見えているのは私の今じゃない
誰の今でもない

永久にひとりぼっちの僕ら
君といる時に、寂しいねって言ったら怒られた
ひとりぼっちで構わない
孤独は悲しい言葉じゃない

君は世界の向こう側にいる
声も届かない
見つけられない
感じてるふり
それでいい
信じています




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