生きる場所を決めるということ
人生の重要な分岐点において、ある選択肢は厳しく、別の選択肢は甘く制度設計をする。国の思惑通りに「選ばせる」。そういう例はよくあります。
一昔前なら、第3号被保険者の制度を使って、専業主婦という生き方を優遇してきました。いまは逆に母親の就労継続を手厚く支援することで、共働きを家族形態のスタンダードにしようとしています。
国は国で、マクロな観点から国の持続的な発展を望んでやっていることです。ただし、それは同時に、個人の選択に大きな影響を与えてしまい、本人の望まない方向に人生を