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にじさんじのオーディションを受けた時に書いて朗読したけど見てもらえなかった、「センシティブ桃太郎」の全文を公開します

わたしはにじさんじが好きで、二度オーディションを受けたことがあります。その際、「センシティブ桃太郎」という桃太郎の官能小説パロディを書いてそれを萌え声で朗読した動画を送り付けたのですが、動画は10秒ほどしか再生してもらえませんでした。悲しかったのでフォロワーさんに公開します。読んであげて下さい

…………

 むかしむかし、あるところに、かつて燃える愛の中に駆け落ちをしたが年とともに性欲も衰え、今は田舎の山奥でひっそりと暮らしているおじいさんとおばあさんが住んでいました。
 やけに暑い夏の日のことでした。その日、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
 おばあさんが川でせんたくをしていると、すべらかな身体が薄赤く色付き、その肌はじっとりと濡れている、2つの膨らみを持ったセンシティブな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
 おばあさんは薄らと毛の生えたセンシティブな桃をしなやかな手つきでもって引き寄せ、家に持ち帰りました。
「おやまあ、なんと大きなももだろう!」
 おじいさんは包丁の刃先でそっとセンシティブな桃に触れ、割れ目を丁寧になぞってそれを差し入れると、センシティブな桃は自ら割れて、その果肉を今日出会ったばかりの二人の目に晒しました。おじいさんとおばあさんが半ば好奇心に満ちた目で中をのぞき込むと、なんと中には男の赤ん坊が生まれたままの姿で横たわっており、肌を紅潮させ、手足をばたつかせて、高く掠れた声で泣きました。
「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
 何度二人だけの夜を重ねても子供を授かることの出来なかったおじいさんとおばあさんは大喜びです。
 センシティブな桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんはセンシティブな桃太郎と名付けました。
 センシティブな桃太郎はスクスク育って、やがて雌を絶対に屈服させることができる強いオスになりました。

 そしてある日、センシティブな桃太郎が言いました。
「おじいさん、おばあさん、鬼ヶ島へ行って、わるい鬼を退治してきます」
 おばあさんはきびだんごを作ってセンシティブな桃太郎に持たせました。センシティブな桃太郎は玉の入った袋を腰からぶら下げながら鬼ヶ島へ出かけました。
 センシティブな桃太郎は旅の途中で、雌犬に出会いました。
「センシティブな桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、そのパンパンの袋に入っているものをひとつ下さいな。おともしますよ」
 雌犬は袋に入っているものを口に入れ、咀嚼してごっくんと喉を鳴らし全部飲み込むと、桃太郎のおともになりました。
 そして、こんどは雌ザルに出会いました。
「センシティブな桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、そのぶらぶら揺れている立派なものをひとつ下さいな。おともしますよ」
 そしてこんどは、雌キジに出会いました。
「センシティブな桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、そのはち切れそうなくらいおっきいのをひとつ下さいな。おともしますよ」
 こうして、雌イヌ、雌ザル、雌キジの仲間を手に入れたセンシティブな桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。

 鬼ヶ島では、とんでもなく可愛いメス鬼たちが酒盛りをしながら、攫った若い娘たちにとてもYouTubeの規約上言い表せないようなセンシティブな行為を行っていました。センシティブな桃太郎が三匹のメスに号令をかけると、三匹のメスは一斉に鬼に襲い掛かりました。

 メス犬はメス鬼の綺麗な首筋に噛み付いて歯型を残し、メス猿はメス鬼の柔い肌を爪で引っ掻き、メスキジは鋭いくちばしでメス鬼の粘膜をつつきます。

 三匹のメスがほかの美少女メス鬼たちを牽制しているあいだに、センシティブな桃太郎はいきり立って襲いかかってきた赤いメス鬼を押さえ込み、抵抗する鬼に太く長い己の刀を奥までズブッと突き刺しました。鬼は大きな声を上げて仰け反り、ビクンビクンと痙攣したかと思うと、徐々に体が弛緩してゆき大人しくなりました。
そのとき、青いメス鬼が三匹のメスを振り切って赤いメス鬼に駆け寄りました。二匹は恋人同士だったのです。青いメス鬼はセンシティブな桃太郎に殴りかかってきましたが、犬に足の健を噛まれてよろけ、組み敷かれてしまいました。センシティブ桃太郎は容赦なく青いメス鬼に太く長い刀を突き刺します。そうして、センシティブな桃太郎は美少女メス鬼を次々に屈伏させていきました。おしまいに、爆乳ロリのメス鬼が、
「もう二度としませんっ…しませんからあっ…なんでもするので許してくださいっ…」
と、手をついてあやまりました。

 センシティブな桃太郎とメス犬とメスザルとメスキジは、美少女メス鬼から取り上げた村の娘を車に積んで連れ帰り、センシティブな桃太郎は村でハーレムを築き上げましたとさ。

おしまい

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