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『好きにしてI-I-Z-E』のここが好き

正直この曲がなければこんなにWITHに人生をめちゃくちゃにされることもなかったとまで思うレベルで好きだ。


好きにしてI-I-Z-Eのことなら何文字でも語れるなあと思ったので実際に思いの丈をぶちまけようと思い筆をとった。

あと自粛続きで引きこもってばかりで普通に暇でした。暇つぶしにでも読んでください。


はじめに


この『好きにしてI-I-Z-E』、前回記事でも少し触れたとおり、アイドルタイムプリパラ本編には登場しません。ライブとアルバムでしか聴けない状態です。


まじでまじでもったいねえ。


作詞はハロプロなどの楽曲を手掛ける児玉雨子先生、作曲はアイドル、バンド、アニソンなんでもござれのmichitomo先生。本編で披露された『Giraギャラティック・タイトロープ』を作詞作曲した最強の布陣。

この時点で安心しかない。


イントロのお話


WITHの単独ライブではもちろん、プリパラプリチャンのライブでもこのイントロが流れるとオタクがザワつく。

曲を知らないオタクは戸惑い、知っているオタクは死期を予感する。


なお、1st単独で曲の前に流れる『…WITH YOU』というインスト、なんで一回しか使われてないのか疑問で仕方ないくらいかっこいい。「うわっ好きにしてI-I-Z-E が来る…!」って気持ちを何度も味わえる幸せ。事あるごとに使ってほしい。


オシャレかつエモーショナルなピアノの旋律を切り裂くように、しかし優しく入るコヨイのセリフ


「好きにして…」


のセリフに呼応するように湧き上がる悲鳴のような歓声がいつも脳内再生される。ライブ行きてえ…


歌詞のお話


ほぼ全文歌詞を引用しているので、JASRACに目をつけられた場合はすぐさま消します。


こんな毎日から目が醒めちゃって
ベッドに沈めたカラダを起こして
好きな香りと好きな服を着て
忘れられない夢を見たいって?いいぜ


基本的には『DANCE PRINCE』とスタンスは変わらないんですよね。好きな服着てテンション上げていこうぜ!なりたい自分になろうぜ!みたいな応援ソングとしても捉えられるはずなのに、なんかやましい気持ちになるのはなんでだろう。


WITHに限らずプリパラのなりたい自分になることへの寛容さというか自由の享受みたいなもの、本当に素敵でいいなあと思います。

「わがまま付き合わせてごめん」いいぜ
「ヘンじゃないかな 新しいコーデ」いいぜ
「宇宙の果てまで連れて行って」いいぜ
トモダチ関係 オレだけはダメ

ここからなんですけど、「私がやりたいこと」全部全肯定してくれるんですよ。全部してあげる、叶えてあげる、まさにスーパーダーリン的歌詞が並ぶんですけど。


一番最後に「ダメ」を持ってくるインパクト、しかも「トモダチ関係」、あのみ〜んなトモダチ、み〜んなアイドルのプリパラで、「トモダチ関係」「オレだけはダメ」。
初めて聞いたときは頭抱えた。この全肯定甘やかしスーパーダーリンと独占欲のバランスがあまりにも良い塩梅すぎる。この時点で背中に宇宙背負った猫みたいになってるのに、これがあと3分は続く。幸せ通り越してもはや地獄である。

昼間言えなかったことをそっと打ち明けてよ
朝が来るまで今宵は 「好きにしていいぜ」

この歌詞も何も文字にすればやましいことはないんですけど、歌声と曲調が合わさるとなぜかえっちく聴こえてしまう。


WITHのシンボルである「朝」「昼」「夜」がちゃんと歌詞に反映されながらも、「昼間言えなかった」→「朝が来るまで」→「今宵は」の流れにすることで夜に気持ちが沈んでしまった「私」の話を包み込むように聞いてくれるスパダリが頭に浮かぶ。

幼女向けアニメとは?


この愛 愛 絶対 信じられないくらいNo lie!
求めたら もう世界は君の次第さ
I-I-Z-E 君の願いくらい All Right!
手を伸ばせば 叶えられるから

Twitterでも触れたんですが、このサビ「ai」の母音だけで13回韻踏んでるんですよ。宇多田ヒカルの『あなた』と同じギミック。


しかもこの尽くして尽くして逆に依存させるヤンデレスパダリ常套手段をこのギミックに絡めて歌詞に乗せるセンス、何かしらの賞とかで讃えられるべきだと思う。サビだけで涎が止まらん飯が5杯食える。


さあ ロンリー・ベイビー 隠してるYou
こじ開けてみて
Get it, Get it 君の自由 ためらわないで
ロンリー・ベイビー 隠してるYou
解き放ってみて
トキメキ騒ぐほうへ 好きにしていいぜ

ここも『DANCE PRINCE』と同じスタンスなんだけど、男プリにおける男女の扱いは少し違うんだなと感じる。

男プリアイドルに対してのWITHって「お前もこっちに来いよ!」って手をぐいぐいひっぱるイメージだけど、女子プリに対しては「同じアイドル」というより「エスコートの対象」としてあくまで手をとる、ってイメージ。


Yeah!感じるプリズムギャラクシー
With me, Kiss me, 君 Gimme
考える以前 チョーいいぜ!
オレしかできねえ全肯定
Boys and Girls マジヤッベー!
Poison love 愛して!
朝も夜もいつでも君と Make some noise

さっき韻の話をした流れでこのラップパート、良くないわけがない。

「-ui」で考えうるリアコワードの乱発から始まり「オレしかできねえ全肯定」という最高優勝スパダリ独占欲フレーズ、Poison loveなんて単語使うアイドルはソシャゲか深夜アニメでしか見たことない。

もう言いたい事はいっぱいありまーす!なのに頭が全然回らない。


望むなら星を取って来てもいいぜ
言いたくないことは黙っててもいいぜ
泣きたくなれば素直に泣いていいぜ
でも他のヤツの前ではダメ

全人類の彼氏みたいなこと言い出した。
「昼間言えなかったことを〜」で夜に気分が沈んだ「私」の流れがここでも繋がってて、蹲ってる「私」に無茶なわがまま言ってもいいよって宇宙並みの広い包容力で包まれた後に「他のヤツの前ではダメ」の独占欲で包まれたと見せかけて実は雁字搦めにされてたこの感じ、4行で表していい情報量ではない。


ほんとうの君を見せて 何も気にするなよ
思うがままに今なら 好きにしていいぜ

さっきまで彼氏みたいだったのにここで「アイドルのWITH」が全面に出てくるから振り回されてる。

もう振り回されてると思った時点ですでにみなさんはWITHの女、WITHの男です。


この愛 愛 絶対 止められないくらい爽快
踏み出せば もう未来は思い通りさ
I-I-Z-E 君の願いくらい All Right!
手伸ばせば 叶えられるから
Ah 誰にも邪魔できない君の夢 君のリズムで
宇宙を振り回して オレを惑わせて

ほぼ最初のサビと同じなので触れるところはほぼないけど、Dメロ?Ah〜からのところも大好き。コヨイの「オレを惑わせて」の歌い方、どうにもこうにも悩ましくて何度でも聴いてしまう。

好きにしていいぜ(×3)
他のヤツはダメ

ここの「好きにしていいぜ」のセリフ、大昔のツイートで触れたんだけど

これに尽きます。

この愛 愛 絶対 信じられないくらいNo lie!
求めたら もう世界は君の次第さ
I-I-Z-E 君の願いくらい All Right!
手を伸ばせば 叶えられるから
さあ ロンリー・ベイビー 隠してるYou
こじ開けてみて
Get it, Get it 君の自由 ためらわないで
ロンリー・ベイビー 隠してるYou
解き放ってみて
トキメキ騒ぐほうへ 好きにしていいぜ
他のヤツはダメ

最後にフリの話なんだけど、1st単独のときにはなかった腰フリがツアーから追加されたの、「毎回最高を更新する」WITHの体現だと思う。

本来歌うこと、踊ることがお仕事ではないのに、パフォーマンスに磨きをかけてくれる演者さんとかそれを支えてくださるスタッフの皆さんを見てると応援したい!って気持ちになります。


公式〜〜〜〜!わがまま付き合わせていいなら2nd円盤出してくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!


一曲に対してクソデカ感情持ちすぎて大変な文章量になってしまいました。畳の目数えるレベルで暇な皆さんはお付き合いありがとうございました。


推しに会うためにしっかり引きこもりつつ手洗いうがい健康な生活がんばりましょう。

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