自分の母親の話

久々の投稿で、何を書くかというと、自分の母親についてです。
私と弟が大学生になって、親元を離れた今、母親が大きな一歩を踏み出そうとしているので、力になりたいと漠然と思ったのですが、モノの宣伝をするよりも何よりも自分の母親の性格を知ってほしいと思ったので、文章として公開する次第となりました。

ということで母親のすごいと思うことを語るだけのnoteを書きます。

私の母はあり得ないほど、物事をポジティブに考えるのが得意です。
会話を抜粋するのが一番わかりやすい気がしたので、会話の例を載せます。


私「自分の性格がどうしようもなく未熟で、愚かに感じて嫌になっちゃうことがあるんだよね」
母「みく、あのね、人の長所と短所は紙一重で、どんな短所も必ず長所って言えるんだよ、自分の短所だと思うこといってごらん?」
私「うーーん、、考えすぎるところ、片付けが苦手なところ、何でもはっきり言っちゃうところ」
母「はいはい、考えすぎるってことはどんなことにも真剣に向き合えるってことでしょ、それに片づけをしたくないくらい他に夢中になれることがある、何でもはっきり言えるくらい自分の意見を持っていることも素敵なことじゃん。」
私「なるほど、じゃあ、私がママの短所だと思うところ言ってみてもいい?すぐ感情的になる、電子機器がめっちゃ弱い、うるさい(笑)」
母「感情的になれる人って、正にも負にも感情の振れ幅がでかいから人間らしくていいじゃない、たしかにパソコンとかできないけどさあ(笑)でも人に頼ることは得意じゃない?うるさいだって言い換えれば明るいだもん。あのね、例えばあなたとか、誰かが短所として何かをママに指摘したとしてもね、ママのお客さんの中にはその短所を長所と思って関わっている人もいるかもしれないでしょ、そう考えたら、一人一人の言葉に流されて、性格を直そうとするなんてもったいないことだと思うの、何も変えないこの状態が私という人間そのものなんだから。」

強い、と思った。自分という存在にとても自信がある。彼女は決して順風満帆な人生を送ってきたとは言えないけど、強い逆風もいい風だね、といって楽しんでしまうような能力が備わっているんだろうな、とつくづく感じる。

小さいころから耳が痛くなるほど、「人生は常に最善になるようにできているから、今している辛い経験や、苦しい思いも、みくの糧になっている」と言われて生きてきた。これもポジティブ変換能力の高さが感じられる母の言葉の一つ。この言葉で私は幾度となく挫折を乗り越え、唇をかんで悔しがるのはやめて、もう少し歯を食いしばろうと思えました。

普段はすごく子供っぽくて、すぐ怒るしすぐ泣くしすぐに涙流して大きい声で笑うし、わたしと同じ立場でよくケンカをするけど、それでも良い母親です。私が素の自分で思いっきりぶつかれる、数少ない人の一人だからね。

ママ、頑張ってね。そういえば母の日近いから、これがプレゼントってことでいいかな。

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