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チームについて考えてみる

こんにちは、ナレッジラボCEOの国見です。

ナレッジラボでは、嬉しいことにここ1〜2年で個性豊かで優秀なメンバーがたくさんジョインしてくれています。

数年前まではメンバー個人がアウトプットを最大化することに力点が置かれていた会社でしたが、今はチームとしてのアウトプットが求められるフェーズに変わってきました。

そこでここ1年ほどじっくり考えたのが、「チームってなんなんだろう?」ということでした。

チームで働く面白さは前からすごく感じていて、自分自身チームプレーが好きだったからこそ起業の際も仲間を集めてチームとしての起業を選んだのですが、数人のメンバーだった起業当時のチームの感覚と40人規模になった今では、僕自身のチームに対する考え方を大きくアップデートしなければいけないなという危機感がありました。

「チーム」を因数分解してみる

チームという単語は昔からよく使っていましたが、改めてチームという概念を考えた時にすごく抽象的だなと思いました。

wikipediaによるとチームとは、「活動をともに行う集団」だそうです。これでもよくわからないので、もう少し深堀しないといけないと。

僕は何かを考える時に構成要素に分解する癖があるので、チームについても因数分解してみることにしました。

色々考えた結果、

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ということかなという思っています。

例えば、チームを強化するということであれば、

・共通の目的をメンバー全員が強く認識する
・個人の強みを伸ばす
・メンバー間の関係性を強くする

というような具合です。

共通の目的

まず、共通の目的について考えた時に当社で一番大事にしていることがミッション・ビジョンです。

ナレッジラボのミッション、ビジョンは、

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です。これらに共感してナレッジラボにジョインしてくれたメンバーに対して、これらを実現していくことを大きなチームの共通の目的としてあらゆる形で浸透させることが、チームにとってとても重要です。

経営陣はもちろんのこと、メンバー全員が日々の仕事のあらゆる場面でミッション、ビジョンの実現や数字に強い企業を増やすといった世界を作るという共通の目的を意識できるようなコミュニケーションが、チームとしてすごく大事ですね。

また、これらのミッション、ビジョンを具体化した事業計画も重要です。ミッション、ビジョンを具体的に今期にやること、今月やることに落とし込んだ事業計画を策定し、それを予算管理していきながらチームメンバー全員のピントがあった共通の目標というものがあることで、事業が正しい方向に成長していきます。

このように、大きな目標としてミッション、ビジョンをかかげ、短期的に達成すべき目標として事業計画や予算を設定することで、メンバー全員のベクトルを合わせることが重要だと考えています。

個人の強み

2つ目は個人の強みです。

チームの構成要素として、メンバー個人に焦点をあてた時に、

個人の強みを伸ばして、弱みを補完しあえるチームを作る

ということがすごく重要だと考えています。

これについては、僕個人的に過去にチームを壊してしまったという大きな失敗が原体験としてあります。

以前の僕は、

「〇〇という立場にいるのだから、〇〇はできるようになるべき」

というような考え方をしていたことがありました。例えば、部門長なんだから営業も部下育成も管理も全て完璧を目指すべきだ!と考え、できないことはできるようになるべきだというような感じです。

要は苦手なこともできるようにならないといけないと考えていました

でも、人間はそれぞれ個性があって、得意なこともあれば苦手なこともあります。大体の人が得意なことをやるのは好きだけど、苦手なことをやるのは楽しくないし嫌なことだと思っています。

なので、弱みを克服して苦手なことでも得意にしよう!という空気感の中で、モチベーションを下げてしまったり、得意なことまでパフォーマンスが下げてしまい、結果としてチームがうまく機能しなくなったという大きな反省をしました。

チームとしてのアウトプットを高めて成長するためには、メンバーそれぞれが自分の持っている力を最大限発揮し、得意分野で結果を出し、成長していくことだと思います。

そのために必要なのはそれぞれの強みや個性という長所を伸ばすことだと思っています。

じゃあ、弱点はどうするの?放置しておくの?という疑問が出てきますが、誰かが苦手にしてる領域は得意なメンバーやできるメンバーがサポートできるような全体設計をすることで、チーム全体としてできればなんの問題もありません。

それがチームで仕事をする意味だと考えています。

関係性

3つ目のチームの構成要素が、メンバー間の関係性です。

最近、ワークエンゲージメントの重要性などはよく語られていますが、強みを伸ばして弱みを補完し、チームのアウトプットを掛け算にするためにも、メンバー間のつながりや関係性が重要だと考えています。

メンバーの関係性を考えるときに大事な前提があると思っています。それは

人はそれぞれ違うものであり、「違い」をしっかり認識すること

です。

チームで仕事をするときにこんなわだかまりを感じたことはないでしょうか?

「なんであの人はわかってくれないの?」
「僕はこれが正しいと思っているのに、あの人はそう考えていない」
「いくら言っても全然理解してくれない」

僕も以前はよく感じていました。

なぜこう感じるんだろう、なぜうまくいかないんだろうというのを考えた時に、ふと「相手も自分と同じことを考えているべきだ」という前提を置いていたからじゃないかと思ったことがあります。

相手も自分と同じなはず、だと。

相手が自分と同じ価値観を持っているはず、相手が自分と同じ目線を持っているはずと思うから、相手のことが理解できずにうまくいっていなかったんだなと。

チームのメンバーは、新卒1年目の人からビジネスマン人生20年という人もいますし、スタッフから経営者まで立場や見ている景色、責任範囲も全然違います。もっと言えば、育った環境や子供の頃から学生時代の経験なども違います。

何もかも違うメンバー同士が一緒のチームで働くのだから、違って当たり前であり、その違いがあるということをしっかり認識した上で、関係性を作らないとうまくいかないのは当然です。

お互いの違いをしっかり理解した上で、

・相手の強みや長所を見つけ出してあげる
・相手の強みを活用し伸ばしてあげる
・相手の弱みを理解して自分のできることがあればサポートしてあげる

これがチームメンバーとの関係性を作る上で一番大事だと思っています。

でも、ミッションの実現に向けて高い成長性を維持しなければいけないベンチャー企業で働いていると結構なストレス環境でチームワークすることが求められることも事実です。イライラすることも腹が立つことも「なんでわかってくれないの?」と投げ出したくなることもあります。

そんな時に大事になるのが、他のメンバーに対するリスペクトです。

自分目線だとわだかまりやストレスを感じたとしても、他のチームメンバーも違った立場や責任のもとで仕事をしていることを想像してみる。他のメンバーの苦手なことではなく得意なことにフォーカスしてみる。そうすることで自分との違いや相手の強みが見えてくる。

自分目線だけではなく、他のメンバーとの違いをしっかり意識し、「違い」を見つけて、その違いを理解することが重要で、そうするために他のメンバーに対するリスペクトするカルチャーがすごく大事だなと感じています。

ここができたら、あとはコミュニケーションの仕組みをうまく設計・運用することでいい関係性を作っていけると考えています。

チームの成長のためにチームと向き合う

まだまだ成長過程にあるナレッジラボが強いチームになれるかどうかは、「共通の目的」「メンバーの強み」「関係性」をそれぞれ強くしていくことがとても重要で、それをメンバー全員がしっかり認識することだと考えています。

個人として、チームとして、会社として成長するために何が必要かをしっかり考えながら、事業を前に進めていきたいですね。





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