自分との約束事がいちばん大事

今月は月初めにあらかじめ1つやることを決めていたおがけで最低限のやっておきたいことができている。計画性がどのパラメータよりも低いわたしには、休日に1つしか自分との約束事ができないけれど、それさえできれば万々歳。やりたいことができたという実感の積み重ねで気持ちが満たされるのがどんなに心の健康に良いことか。

美容院や病院の予約とか友達と会う日とか、外的要素のある予定だけではなく、自分との約束事も大事な予定だと思う。いや、思いたい。まだ十分に守れているとは言えないので努力中ではあるからこそ、いちばん大事だって自分に言い聞かせている状態だけれど、心の中でひとり決めていたことができた日はグッと人生が前に進んでいる気がして追い風が吹くんだ。

いざこの日にやると決めたなら、めったなことではキャンセルできないものにしないとただの願望で終わってしまう。新鮮なままの気持ちでいられるのはせいぜい2.3日だ。明日、明日……とタスクがどんどん縮小していって、気づけばパッと消える。数々の願望を無に還してしまった。自分だけの予定を計画通りにこなすのは至難の業だ。

そんな計画性がまるで何も備わっていない自分だけれど、他人に迷惑をかけるようなドタキャンやリスケはほとんどしたことがない。

わたしが必ず実行できることとできないことの違いは、他人が関わっているか否か。皮膚科、歯医者、美容院、脱毛、ヘッドスパなど、数か月前から決めていた予定も問題なく終えることができる。自分を理由に他人のスケジュールを変えさせるのは申し訳ないと思うし、再予約をする手間もかかる。

だから前もって予定を入れるのが面倒くさいタイプもいると思うけれど、わたしはできるだけ余裕をもって決めて、当日までのスケジュールを調整しておきたい。行きたい日に行けなくなるのはストレスだし、自分の場合、1日の予定を入れるのに、1.2週間ほどの余白が必要だからだ。家でひとりで過ごす時間が何よりも心身回復になるので、週に1日は何もない日を作りたいし、予定がある日でも半日は家で過ごすのが理想。家で過ごす時間を確保した上で、外出する予定を立てる。いかに移動時間を減らし、半日に予定を詰められるか。独自ルールでストレスのかからない予定作りをして、わりと難なく外出の予定をクリアしている。

それが自分の約束事でも出来ればいいのに……。

自分との約束事は、言葉通り他人を介入しない約束。掃除をする、noteを投稿する、ジムに行くなど。映画や舞台鑑賞もひとりで行く場合はそれに当てはまるんだけれど、お金がかかっているので余程のことがない限りは予定通りに行ける。自分の性格を考えると、当日チケットを取っても観に行ける映画でも事前に予約をしたほうがいい。以前1.2週間前からこの日に映画を観ようと思っていたのにもかかわらず、当日になって外に出るのが面倒になり取りやめになったことがある。席だけ予約して映画館で支払う方法も払わなければ予約がキャンセルになるだけなので、予約は支払いまで済ませる。最近はプレミアボックスシートという、ひとり映画館気分を味わえるちょっと贅沢な映画体験ができる席もあり、存分に映画を楽しむ意味でも、少し高いチケットを購入したからには無駄にはできないという制約をつける意味でも、その席を買っている。あえて課金をするのもやりたいことをやるためには必要なことだ(ということにする)。

ジムも7月から始めて欠かさず決めた曜日に週2.3回通えている。サボらずできている理由のひとつは、職場の同期と始めたことにある。週3で仕事終わりにジムに行く。友達と一緒に行ってるから自分事ではなく他人との約束にもなっているのがみそだ。2か月継続している今では習慣になっていて、祝日で仕事がない日であってもジムの予定をずらしたりキャンセルすることはない。ひとりでも習慣になってしまえば、自然と足がジムに向かう。微差ではあるけれど理想の体型に近づいたり、重量が上がったりすると嬉しくてモチベーションが保たれるから、単純にジムはメリットが大きいし、1回2時間ほどで完結することも予定通り続けられる理由だと思う。

そう思うと、自分との約束事を守るためには①制約をかけること②他人を巻き込むこと③予定が確実に終わる道筋、時間が把握できてることが必要だとわかる。+αで目的意識を明確にする。

英語ができるようになりたいなと思って、制約(=課金)をつけるためにTOEICの申請をしたものの勉強がろくにできずに受験しなかったことを考えると、目的意識も無視できない。

制約をかければ自分を縛り付けることになるし、他人を巻き込むことも苦手の中の苦手で、もう本当それが手っ取り早かったりするのは勘づいていながらも、できるなら孤高で自由の挑戦者でいさせてくれませぬか、南無……。と言いたいんだけれど、整備したはずの計画表を一手で荒地にしてしまうわたしに選択肢はなく。むしろそれでできるなら誰でもできるわけで。
よく言われているタスクを小さく分解して全体像を把握する云々も、最初は時間はかかるだろうけど、まずはしおしおになりながらでいいから始めてみて、自分との約束事最優先で1つずつ積み重ねていきたい。

余談。大谷選手が50/50を達成したとき、そこに至るまでの過程を想像した。志や目指すものに向かう精神は、人を動かす力がある。ただ素晴らしいと思うだけでは、素晴らしさを表現し切れないと思った。凄すぎてもはや受け取め切れず、ここが起点となって良い変化が生まれたら、言葉で表現できない部分で昇華できるかもしれない。そういう気持ちを込めた、今日のnote。



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