電力市場とは?

電力市場の種類

卸売市場
 大量の電気を発電所から電力会社などが購入する市場です。
 取引形態として、スポット市場、先渡市場、時間前市場があります。
 卸売市場の取引形態について、次項で詳しく書きます。(JPXの資料が分かりやすい)
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/oroshi_jukyu/pdf/003_05_00.pdf


小売市場
 家庭やお店が電力会社から電気を購入する市場です。
 取引形態として、電力小売契約、固定価格契約、変動価格契約があります。

卸売市場の取引形態

・スポット市場
 翌日の24時間分の電気を取引する市場です。(入札締め切りは前日の10:00)約定の方法はシングルプライスオークション方式で、売りカーブと解カーブの交点を約定価格となります。価格が高騰しすぎてしまうリスクがあるようです。
・先物市場
 2年先までの電力を売買できます。スポット市場と比較して価格が安定する傾向にあるため、電力小売企業へ先物市場の取引を推奨し、市場拡大をしようとしているようです。(JPXのHPが分かりやすい)
https://www.jpx.co.jp/derivatives/products/energy/electricity-futures/index.html
 ・時間前市場
 スポット市場の取引終了から時間直前までの間で取引する市場です。スポット市場取引後に発電機のトラブルが発生したなどで需給バランスが崩れた時に機能します。これから太陽光発電や風力発電が普及していくと、発電予想が外れる可能性が多くなるため、時間前市場の重要性が大きくなると考えられています。
電力市場の参加者

発電事業者
・電気を作る人たちです。
送配電事業者
・電気を送ったり分けたりする人たちです。送配電線や配電網を管理しています。
小売電力事業者
・消費者に電気を売る人たちです。家庭やお店と契約します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?