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未確認飛行物体を確認しました!

この度、昨年卒業したACT HOUSEの1つ下の代、第7期生卒業公演のゲストとして、卒業公演に参加させていただきました。

未確認飛行物体を確認しました!


1期後輩だからといって、自分が先輩という感覚もないし偉そうにする気も全くないけど、年齢とか関係なく可愛くて尊いものですね、後輩というものは。


中には僕たちの代である第6期生の卒業公演『タイムマシンで行けたら行くわ』を観てACT HOUSEに入ってきてくれた方もいて、自分たちが携わった作品で観てくれていた誰かの心を動かすことができていたんだなととても感激しています。

僕はゲストだし、そこまで深い繋がりはないけど、恒例のキャストの皆様宛へメッセージを書き残そうかなと思います。僕が参加した時の座組メンバーを重点的に(なぜならほぼ絡みがないからです)。

千秋楽を観に行った感想も交えて書いていきます。


明星圭太さん
 
脚本家と認識していたので、最初ACT HOUSEに入ったことを知った時にはビックリしました。そしてまさかの初舞台で主演という。
 僕たちが参加させていただいたゲストシーン、明星さんのツッコミがなかったら盛り上がることはそこまでなかったんじゃないかなと思ってます。とても助かりました(笑)。
 そして千秋楽、僕の中ではこの座組で1番泣かないイメージがあった明星さんが涙を流していたのを見て、自分も泣きそうになりました(泣いてないんかい)。見れば見るほど迫間が憑依していった明星さん、とてもカッコよかったです。
 来月もまた役者として舞台に立つみたいなので、そこもとても楽しみです。

天ちゃん
 
一度だけ別のイベントでご一緒して、そこからは1年くらい特に関わることはなかったのですが、7期生に入ることを知って、年末・2月のミニアクトと挨拶させていただいたのですが、とても面白くて優しくて素直な子。たまにあの笑顔の裏に本当は何か恐ろしい感情を隠し持ってるんじゃないかと疑ったりします()。
 明星さんに続いてゲストシーンの被害者の1人ではありますが(笑)、僕が練り直した展開にいつも快く対応していただいたのが嬉しかったです。
 ヒロインでかなり大変な部分があったと思いますが、大変なことをしていると他の人に思わせない人柄や努力がとてもすごいと思います。僕も見習わなきゃ。
 作中、鼻に米粒つけてるところとか、ムッとした顔がとても可愛くて微笑ましかったです。

水瀬よるさん
 
昨年同期が出演していた舞台を観に行ったら、作品の中で1番好みだったキャラクターを演じていたのが水瀬さん。本人に直接伝えられて良かったです。心残りはありません。
 梅ヶ原というキャラの現在と過去を演じ分けを、声や身体を細かく使って違和感なく綺麗にやっていたのがすごいなと思いました。
 この方がいるだけで座組に安心感が生まれるんだと思いましたし、お芝居の安定感、人柄などどこを見ても、みんなから愛される存在なんだなと思います。少ない回数しか見てないですけど、なんかそう思います。座組のお姉さん感。

渡邉真央さん
 昨年から何度か関わっていたので、7期生の中で唯一ちゃんと面識がある方でしたね。
 普段僕はぷーさんって呼んでるんですけど(なんでそう呼ばれているかは忘れました)、ぷーさんの芝居好きなんですよね(多分本人に言ったことない)。落ち着いた雰囲気とか声とか。今回のキャラはそのイメージとは真逆ですけど(笑)。
 卒業公演でのぷーさんのイメージは、ずっと台本と格闘していて、自分のできる最大限の表現を常に模索してる人なんだなという印象があります。毎回見る度にアップデートされていくのがすごいなと思います。個人的に序盤の梅ヶ原に作戦がバレて、すっごいあたふたしてるところが可愛くて好き。
 あとずっと1〜2歳くらい年上かと思っていたので、当日パンフレットを見て、実は同い年と発覚したことには驚きました。

今咲暁葉さん
 ツイッターを見ていて、練習を欠かさない人という印象を持っていました。団体作品をスタジオを借りて1人で練習するって普通なかなかやらないような気がするので、熱量や本気さが伝わってきます。
 本番期間中にどんどん成長していってる姿がとても凄かったです。たくさん役や作品に向き合った分、キャラクターの深みとして表れていました。素敵。
 千秋楽では絶対泣くだろうなぁって予想していましたが、当たりました←。僕もそうでしたが、ACTって千秋楽マジックあるんですよね。本当不思議。
 「変わらないために変わらないと」っていうセリフがとても深くて好きです。

荒川幸二郎さん
 
"ミニアクトで上裸になった人"っていうなかなか変な覚え方をしていました(笑)。第1印象は声が良い、カッコいい。そしてこの方も僕と同い年。
 多分リュウセイというキャラクターと荒川さん本人は近からず遠からずな人柄なんじゃないかなと勝手に思ってます。ピュアな感じが特に。そこまでお話ししたことないので詳しくはわからないですけど(笑)。
 リュウセイのあの絶妙なバカさ加減と素直さは可愛かったですね。あの夫婦とても良き。

大野菜月さん
 
多分この座組で1番のゲラ。僕がゲスト出演した日、加瀬太喜さんと一緒だったんですけど、加瀬さんのダジャレにずっと笑ってました。稽古の時から袖でずっと笑ってて、ありがたい存在ですね(笑)。
 本番期間、謎に本番直前の楽屋で清水菜美さんと暗闇の中変顔対決してたらしくて、僕が1回突然ライトをつけてお互いの顔を急に鮮明に見えるようにドッキリ仕掛けた時は、僕含め3人で爆笑しましたね。とても和やかな楽屋でした(笑)。
 座組最年少で、たしか初舞台だったらしいんですけど、物怖じしてない印象というか、全力プレーな感じがカッコいい。

久瀬れいかさん
 
昨年末、初めてお会いした時に僕のことを"L'Arc〜en〜Cielが好きな人"って覚えられてました。どうやら昨年の僕たちの卒業公演を観にきてくれたらしく、当日パンフレットに書いてあった僕の情報を覚えててくださったみたいです(笑)。
 第1印象は、とても言葉を鮮明に聞かせることができる人。声優としても活動されてる方で、今回が初舞台。彼女が演じるのぞみというキャラクターが僕はとても好きで、彼女の中にある葛藤をすごく繊細に表現していて、この役は久瀬さんにしかできないなと思いました。(ちなみに最初台本を読んだ段階では、僕の頭の中ではのぞみは天ちゃんでした)
 稽古でも本番でもいつも「ギター頑張ってください!」って言ってくれました。多分僕はACTの中でギタリスト扱いになりそうです。

蒼維さん
 
中性的なルックスのイメージから、"今回どの役をやるんだろう?"というのが浮かんできていて、蒼維さんが今回演じた隼マキは、最初に台本を見た僕の脳内では違う方でした。でも実際見てみるとキャラクターの持つ独特な空気感や奥底にある熱や芯のようなものが、恐らく本人にも兼ね備えているものがありそうで、ハマり役だったのかなと思っています。(勝手な憶測です)
 7期生と関わる日数が必然的に少なかったので、全員とちゃんとコミュニケーションを取れていたわけではないのですが、蒼維さんはその中でも特にお話しする機会がなかったので、もっと話してみたかったなぁと思ってます。

柿崎るみさん
 
なんだかとても話しやすい雰囲気を持っていますね。話す間や声色が心地よいというか、ゆったりと話すことができる。それが今回のキャラクターにも反映されていたような印象を受けました。田舎に本当にいるかもしれないというリアリティとデフォルメ具合が絶妙でしたね(笑)。
 柔和だけど、結構冷静なイメージだったので、千秋楽のラストシーンで涙していた姿にはもらい泣きしそうでした。
 7期生の平和な雰囲気は、もちろん皆さんの持つ人柄もあると思うんですけど、大半はこの方がいるからなんじゃないかと思ってます。よるやんが座組のお姉さんで、かっきーさんは座組のお母さん。

清水菜美さん
 
なんか…、すごいですよね(笑)。ザ・全力って感じのお芝居が。今回千秋楽で初めてちゃんと正面で皆さんのステージを観たんですけど、"え、こんな動きしてたの?!"って驚きました(笑)。泣くシーンで急に匍匐前進みたいな動きしたり、コミカルな動きしたり。バラエティに富んでるなぁと思います。
 芝居する上でこの人にとってNGってなんなんだろうって思うくらいなんでもやってくれそう(良い意味で)。でも実際そういう人の方が、客席から見てるとインパクトがあって記憶に残るんですよね。僕にはまだできない…(笑)。

山本意月さん
 
今回カメラマン役でしたが、似合いすぎでしたね。ハマり役と言っていいのか、仕草とか佇まいとかが普段からやってる人なんだろうなぁってくらいリアル。多分本当に普段カメラやってるんだろうなぁ(笑)。
 大学の演劇サークルで舞台監督や裏方系のことをやったりしてると思うんですけど、やっぱり裏のことを知ってるとそれが表現に出るというか、気をつけるところとか気持ちの持ちようが多分他の人よりも優れる感じがしますね。肝が据わっているといいますか。
 僕は個人的に山本さんには黙って、彼女の大学の新人公演を観に行ったんですけど、やっぱりその中でも1人だけ芝居力がズバ抜けてるように感じました。すごかったですね。

山本真央さん
 
ゲストシーンにおいて、一緒にチームを組むことになった真央さん。前回はスタッフ同士でしたが今回で2度目ましてだったので、まだ若干気は遣いつつ。でも同い年ということを知ってからは割と距離は近くなれたのかなと思います。
 僕がゲストシーンの台本を書いてデータを送った時、真央さんはゲストの我々をもう少し立たせようと提案してくれたのですが、僕は逆で7期生である彼女を、しかも僕たちがゲスト参加する日が彼女にとっての千秋楽だったので立たせてあげたかったんですよね。でもセリフ長くて覚えるのに苦労してましたけど(笑)。
 平日で3チーム分のゲストシーンにお付き合いいただいて、我々の無茶にも協力してくださってありがとうございました!

小野寺晃さん
 
ちゃんとお話ししたのは年末発表会の帰り道だけでしたが、今こうして活動していることに相当な覚悟がある方なんだなと思いました。夢を追うにも、家庭や仕事との兼ね合いなどさまざまな環境による障害が生まれたりしますが、それらを押し除けて前に進もうとする姿はとてもカッコいいです。
 真央さんと同じネッシー児玉という役どころだったので、土日限定ではありますが、まぁゲストからの無茶振りもあったでしょうに(笑)。皆さんに比べて数少ない稽古ではあったと思いますが、本当にお疲れ様でした。

石橋佳奈さん
 
僕はもちろん石橋さんが何の役で出るかは知っていましたが、当日パンフレットには"???役"って記載されてあって、めちゃめちゃカッコいい書き方だなぁって思いました(笑)。シークレット感があって、それを見た人はすごく気になったんじゃないかなぁと思います。
 唯一1度もお話しする機会がなかった方でした。どんな方だったんだろう…(笑)。でも多分ACTでも数少ない、キャラを作らなくても役として面白くなる人なんじゃないかなと思いました。6期生だとタッキー(堀江大輔)みたいな。やろうと思ってもできるものじゃないので、すごいですよね。

加瀬太喜さん
 
1年以上ぶりで、2度目まして。息を吐くようにダジャレを言う人。ってことでゲストシーンでもダジャレを言ってもらうことになりました(笑)。5組いるゲストのチームの中で1番年齢差も先輩後輩差もありましたが、僕はむしろ楽しみでした。いろんな知らない話もできたし、刺激ももらうことができたし、良いことだらけでしたね。
 基本的に僕がゲストシーンで弾くギターの作曲と脚本担当で、加瀬さんはネタ作り担当っていう、お笑いコンビみたいな打ち合わせをしてたような気がします(笑)。
 昼の回はお互いにちょっと緊張して上手くいきませんでしたが、夜は加瀬さんと明星さんの関係性もあり、舞台上では助けていただいたので上手くいって良かったです。

西本健太朗さん
 
今回僕がゲストシーンでギターを弾くことになったのは、ニシケンさんからの提案です。他のゲストはどうなのかわからないですけど、我々のチームはなかなかに不安定だったんじゃないかなと思います。恐らく本番中もヒヤヒヤだったことでしょう。昼の回では僕が緊張してあまりにも本番でトチったもんだから、ゲストなのに結構な数のダメ出しを受けましたね(笑)。ホントご心配おかけしました()。
 7期生の平和な雰囲気の裏にいろんな大変なこともあったと思いますが、ACT HOUSEという携わった皆んなが帰ってこれる第2のホームを立ち上げてくださって本当にありがとうございます。またひょっこり帰ってきます。




ということで、僕はゲストとして出演もしましたが、個人的にお客さんとして千秋楽も観に行っていました。お客さん目線で見たのは初めてだったので、"あ、このシーンこんなことしてたんや!""裏からでは聞こえなかったけど、ボソッとこんなこと言ってたんや!"っていう発見が新たにあって新鮮でした。

昨年自分たちの卒業公演では、千秋楽に今までになかったとんでもない感情の爆発があったもので、これは千秋楽にしか見れないものが絶対にあると確信して観に行ったんですね。


だいたい他の現場って、座組の人とは稽古と本番含めて計1ヶ月くらいの付き合いで終わるので、そこまで深い関係になりにくかったりするんですけど(僕だけかもしれないけど)、
ACT HOUSEはワークショップも含めた約半年間を共にして、共に作り上げるものの数も違う。そして小道具から衣装から皆んなでコツコツと準備したりするので、座組や作品への思い入れも深い。だからこそ最後を迎える瞬間ってとても寂しいんですよね。座組というより、クラスメイトという感覚が僕には近いですね。

僕も1年経った今でも当時のことを思い出します。



通し稽古とゲネプロ、そしてゲスト出演した日の本番を2回観てきましたが、その中でも1番心動かされました。皆さんカッコよかったし素敵でした。

昨年の6期生の3月公演は一度中止になっているので、7期生が無事に何事もなく公演を開催できていることに心から安堵しているし、とても感慨深いです。


ゲスト枠での出演なのに、7期生のこの座組にとても愛着が湧いてきてしまいました(笑)。


僕のゲストとしてのポジションとして、あまり演劇を作る場においてギターを弾く人ってなかなか現れないと思うので、皆んなにとって良い余興にでもなれていたら嬉しいです(笑)。


これからは7期生の皆さんも僕たち同様卒業生として、次なる世代を支えていきましょう。


千秋楽まで本当にお疲れ様でした!

そして無事に完走おめでとうございます!!

オカルト系YouTuber3人組(左:山本真央、中:寶雨直人、右:加瀬太喜)

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