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【絵本レビュー】もこ もこもこ

あかちゃんがほほえむ絵本

はじめてのおじいちゃんにおすすめした本

【並べて楽しい絵本の世界】


ある日友人が、「孫が生まれたんだけど、どんな絵本を買ったらいいのかわからない」と相談に来てくれました。

以前【並べて楽しい絵本の世界】のことは話したことがあったので、ふと思い出してくれたのだと思います。

孫が生まれるなんて、はじめての経験。おじいちゃん新人です。

絵本の紹介記事を100記事以上書きましたが、このような相談を受けてから、そういえば 記事の中には生まれたばかりの赤ちゃんにプレゼントできる絵本があまりなかったような気がするので、新ためて真剣に本棚を見てしまいました。図書館もウロウロ・・・

選ぶ基準条件は、
●おじいちゃんは新人
●一緒に住んでいない
●絵本に普段から触れていない

新人おじいちゃんの、戸惑いながらのプレゼント。選書に腕がなってしまいますよ。この数週間はとても楽しいものでした。

ものがたりを読むにはまだ早く、慣れないおじいちゃんには、読み聞かせもハードルが高いかもしれないし、子どもの成長をつぶさに見ることができずにいれば、その子が、今何に興味を持っているのか、わかりにくい。でも何か読んであげたい。これらの条件をみたすには・・・


実際におすすめした1冊目はこちら👇

これは絵だけの絵本ですから読み聞かせ以前の赤ちゃんに見せてあげる絵本。おじいちゃんから、ご両親へのプレゼントに良いと思っておすすめしました。


【絵本 ちいさなうさこちゃん】そのまっすぐな目

自分の記事も添えておすすめしました。うさこちゃんのそのまっすぐな目について、おはなししたくて。

それから幾週間か経っているので、次は もこ もこもこ

をおすすめしてみようかな、と。

これは読み手によって、表現が自由に変わるところがステキな絵本。

絵本のカバーに添えられている谷川俊太郎さんの文章もとても良いので、ぜひ読んでください。


もとながさんは、えかきのくせに、にんじゃのしそんで、にんじゃのしそんのくせに、ろしあじんみたいなかおをしていて、ろしあじんみたいなかおをしているくせに、「そやけどねぇ、あかんわ」などといいます。もとながさんは、へんなえばかり、かきます。ぼくはもとながさんのかく、へんなえがだいすきなので、いっしょにこのえほんをつくりました。そうしたら、えほんもすこしへんなえほんになりました。
かぜをひかないように、きをつけてよんでね。

もこ もこもこ 谷川俊太郎 作 本永定正 絵 文研出版

詩人と絵描きのたのしいセッションは、大人だって微笑んでしまいますよ。
「作った当時は売れなかった」と谷川さんはいいます。
でもでも、この楽しさはじわじわと広がりをみせたのでしょう、

驚異の重版を重ねています。

            



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