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裏日本

久しぶりに日本語を聞いてホッとしている。

やっぱり根っからの純粋な日本人であることに、
我ながら気がつく。

「やっぱり日本って良いなあ〜」
と思う今日この頃だ。

先日とある年配の品の良いご婦人から
久しぶりに「裏日本」という言葉を聞いて
とても嬉しく懐かしかった。

母の生家

母の生家は、
富山県の石川県にだいぶ寄った港町。
私の祖父、母にとっての父は、
鰤と蛍烏賊 漁と稲作で
大きな財を成した。
漁師と農家のダブルヘッダーで
働き詰めの祖父は、
厳しいながらも
いつも私たち孫には、優しく力強く接してくれた。

生家の前は日本海
後ろは広大な畑と水田と山までが祖父の所有だった。

裏日本

話が逸れてしまったけれど、
よく父や母も「裏日本」っていう言葉を使っていたなあ。
いわゆる日本海側の地域を指すこの言葉には、
悪意とか差別的な意味はないのではないかなあ?

先日お話を伺った素敵なご婦人も、
ご自身が富山のご出身でふと曇り空を見て
「私の生まれ育った裏日本みたい」
とおっしゃった。

物事や事柄には、
必ず表と裏がある。
それは差別でもなく、悪意があるわけでもなく、
真実なんだ。

そんなことを
ご婦人のお話を伺いながら、
ぼんやりと外の曇り空を眺めていた。

次の一手だ!


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