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Google Cloud Professional Data Engineer に合格しました

先月のAssociate Cloud Engineer(ACE)に引き続き、昨日、Professional Data Engineer(PDE)に合格することができました。

Web上の合格体験記を見るとCourseraの動画コンテンツで学習するのが王道のようでしたが、私は動画を見ながら大事なところをノートに取る作業がどうも面倒に感じたため、書籍ベースで学習してそれでダメだったらCourseraを使ってみようという方針としました。

結果的にはそれで試験中に合格を確信できるくらいでしたので、Courseraなしパターンもアリだと思います。


■自分のスペック

  • Web系プログラマ歴3年

  • GCP、AWS、Azureなどのクラウド利用経験はほぼゼロ

  • 統計とか機械学習はちょっとわかる

■学習した書籍

1. GoogleCloudPlatform 実践 機械学習基礎開発MachineLearning/データ分析

200ページ足らずの薄めの本です。

Google Cloudのサービスを使ってお手軽に機械学習を実装するには?といったニーズに応える本書は、Python/scikit-learnで機械学習を学んだ人ならササッと読み通せるレベルだと思います。

ネックは日本語がおかしい点が多々あるとこで、校正の甘さを感じます。内容は非常によく、これまで秀和システムの本はしっかりしてるイメージがあっただけに残念でした。

主語と述語がねじれているなどあまりに文章がひどいところは嫌な気持ちになりましたが、洋書を翻訳したものだと思うことにして、違和感を感じながらもどうにか読み終えました。

ついつい細かいところが気になる右京さんみたいな人にはオススメできませんが、個人的にはPDE対策として読んでよかったです。

試験範囲のうち機械学習まわりのところをカバーできました。

2. Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門

Google Cloudのなかの人々によって書かれた本で、試験範囲の6割ぐらいをカバーできます。2周しました。

本書には「PDE対応」などの文言は一切ないものの、他の模擬問題をやってから読み返すとドンピシャな説明があったりするなど、PDE対策として絶好だと思います。

先に出版されている洋書にPDEの公式ガイドと銘打たれたものがあるので、その兼ね合いでこちらは公式ガイドを名乗れないのでは?などど妄想するくらいでした。

ちなみに公式ガイドは以下。邦訳があれば読みたかった。

3. スケーラブルデータサイエンス データエンジニアのための実践Google Cloud Platform

こちらもGoogle Cloudのなかの人による本ですが、洋書がオライリーから出てて、その邦訳が翔泳社から出てるというちょっと不思議な本。

1/3くらい読みましたがPDE対策としてはオーバースペックだと感じたため、そこで読むのをやめました。

■実施した模擬問題

1. 公式の模擬試験

無料。3回実施して72%、68%、92%の正答率。

2. 【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Data Engineer 模擬問題集

Udemyで購入した問題集。50問×3回分。4周して最終的には96~98%の正答率。

3. 【GCP認定資格】 Professional Data Engineer 模擬問題集

Udemyで購入した問題集。50問×2回分。3周して最終的には82%、92%の正答率。

4. 【2023年3月最新版】Google GCP Professional Data Engineer 模擬問題集 180問

Udemyで購入した問題集。60問×3回分。2周して最終的には86~100%の正答率。

他の模擬問題でも多かれ少なかれ問題文の日本語に自動翻訳のような違和感を感じることがありますが、これが一番おかしいと感じた。日本の会社が作成者なので信じて購入してみただけに残念。

あと、先に購入したふたつに含まれる模擬問題を多く含んでおり、それを差し引くと目新しい模擬問題は1割くらいの印象でした。

■いざ受験

ACEのときと同様、リモートではなく試験会場での受験を選択。身分証として免許証とクレジットカードを持参した。ACEのときと違い、多分に既視感を感じながら試験を終えた。

■最後に

ACEのときは書籍を読み終えてから模擬問題に着手したため、試験が迫り焦りが生じた。

その反省を踏まえて今回は書籍の通読と模擬問題の実施を並行した。これにより、問題のレベル感を掴んで注目すべきポイントを押さえながら書籍を読むことができ、効率がよかったように思う。

また、最終的には模擬問題を何回リピートするかの勝負になり、不明点を潰しながら回数をこなすという、うんざりするローラー作戦に突入する。

振り返ると、合格のための一番の難所がここだったかも。

なにはともあれ、合格できてよかったよかった。

本資格を取得したからといってProfessional Data Engineerになれるわけではなく、Professional Data Engineerとしてのスタート地点に立てたよ、ということを証明する程度かなと思います。なので、実務でバリバリ使えるようになるにはまだまだ修行が必要そうですね。

以上、ありがとうございました。


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