【神奈川大学野球】硬式野球継続選手【投手】



こんにちわ。Yです。

今回は神奈川リーグから硬式野球を継続する選手たちの進路先やそのチームの情報などを織り交ぜながら書いて行きたいと思います。個人的に観戦したことのあるチームもありますが、ないチームもありますのでその際には調べた情報を掲載させていただきますのでご了承いただければと思います。

継続選手が多いので今回は投手と野手の2つに分けて行き、投手編から書いて行こうかなと思います。



⚠️おことわり⚠️

敬称略になります


【桐蔭横浜大学】



渡邊 力哉(日本製鐵かずさマジック)

画像2

昨秋は登板がなかったものの、卒業後は南関東の君津市・日本製鐵かずさマジックへ。このチームには監督に渡辺 俊介(元ロッテ)、コーチに松本啓二朗(選手兼任・元DeNA)、選手として仲尾次 オスカル(元広島)や小関 翔太(元楽天)、投手では補強選手ながら都市対抗2連覇に貢献した橘 朋晃など経験豊富な選手が多く揃うチームに入る。2016年以来5年ぶりの都市対抗出場へ先発・リリーフとして1年目から出番が来る可能性が高いのではないでしょうか。


片山 皓心(HONDA)

画像2

昨秋のリーグ戦でその実力が開花した左腕。卒業後は昨年の都市対抗優勝チームでもある南関東の狭山市・HONDAへ進むことがリーグ戦中に発表されていた。HONDAは若獅子賞に輝いた朝山 広憲や主将の福島 由登、東野 龍二など社会人野球界では上位の投手陣を揃えている。また同期には同じ左腕の今西 拓弥(早稲田大学)も内定しておりベンチ入りへの競争は激しいが、来年東京ドームで投げている姿を観れたらなと思います。


【神奈川大学】


坂口 蒼(JA佐賀信連)

リーグ戦での登板はなかったものの、卒業後はJA佐賀信連で軟式野球を継続するとのこと。佐賀県内の軟式野球では企業チームが多くあり、昨年の県内大会では優勝するなどチーム力が高い。


【関東学院大学】


林 明良(エイジェック)

画像3

最速147キロ左腕。怪我などがありリーグ戦での登板自体はあまり多くはないが、ポテンシャルで言えば昨秋に好投を見せ注目された、片山(HONDA)にも引けを取らないものがある。そんな林は北関東の小山市・エイジェックでプレーすることに。エイジェックは2018年に創部されたまだ3年目のチームで鶴見大学OBの竹内 裕太が在籍。投手は13名在籍しているが左腕はわずか3名しかおらず、左腕の林にはチャンスが多いのではないでしょうか。野手では白鴎大出身のラミレス・レンソや甲子園で2打席連続満塁弾を放った松本 哲幣など強打の打撃陣が揃っており、この先の北関東で一大旋風を巻き起こす可能性が非常に高いチーム。


細沼 大地(矢場とんブースターズ)

画像4

こちらもリーグ戦登板が多くないものの、力のある真っ直ぐを投げる右腕。卒業後は愛知県にあるクラブチーム・矢場とんブースターズでプレー予定。矢場とんブースターズには関東学院大学OBで現在はコーチとして在籍している秦 広明や神奈川工科大でプレーしていた鳥居 大地(※)などが在籍している。昨年は中止になってしまったが、クラブチーム日本一を決める「全日本クラブ野球選手権」にも3度出場。しかしまだ全国の舞台での勝利はないだけに、1勝目を挙げるときのメンバーとしてチームの軸となって欲しい。

※HPには出身校などの表記がないものの恐らく神奈川工科大でプレーしていた鳥居で間違いないのでは


松川 巧実(BC・石川ミリオンスターズ)

画像5


青山 凌太朗(BC・石川ミリオンスターズ)

画像6

一昨年の秋にリーグ戦優勝に貢献した松川とリーグ戦経験はないものの190cm近い身長から投げ下ろされる力のある真っ直ぐが武器の青山。この2人がBCリーグ・石川ミリオンスターズへ加入。石川は西地区に所属し昨年は60試合で24勝27敗9分と惜しくも5割に届かず。投手も野手も成績としては全体10位(12チーム中)に沈むなど奮わなかったように見えた。特に先発は近藤 俊太郎が14試合に先発し2点台後半の成績を残したが、2番手以降が奮わず。松川には先発としてローテーションを守りながらも安定した成績を残すことが期待される。青山は先発よりかはリリーフでの起用されることが予想される。立ち上がりの不安定さが気になるが、そこさえ乗り越えれば松川以上のポテンシャルを持っているのはないでしょうか。石川は昨年、在籍した投手が11人中7名が退団しており大きく入れ替わるチームとなっており、2人にも十分にチャンスがあると思います。


架谷 俊介(のと共栄信用金庫)

画像7

テンポよく投げ込む右腕。卒業後はのと共栄信用金庫で軟式野球を続けるとのこと。架谷は高校時代は金沢商業だったので地元に戻ってのプレーとなるみたいだ。のと共栄信用金庫は全国大会にも出場経験のあるチームで活躍に期待したい。


岩井 英寿(大森石油)

画像8

卒業後は愛知県にある大森石油で軟式野球を継続する岩井。大森石油は午前中は仕事をし午後から練習している軟式野球界では数少ない企業チーム。過去には天皇賜杯で2度、国体で2度の計4度優勝をしている強豪チームでOBの高桑 平士郎も在籍しており関東OBが2人に。


【横浜商科大学】


川村 駿平(JR東日本東北)

画像9

1年春から先発にリリーフと大車輪の活躍をしていた川村。卒業後は東北地区の仙台市・JR東日本東北へ進むことに。JR東日本東北には桐蔭横浜大学OBの西村 祐太と鈴木 聖歩が在籍。昨年は都市対抗二次予選で代表決定戦まで進むも連敗を喫してしまい代表獲得ならず。投手陣は二次予選の結果を見る限りでは安定感があるように感じるだけに割って入っていけるか。


楢舘 友太(バイタルネット)

画像13

卒業する4年生投手の中でリーグ戦デビューが1番早かったのは川村でもなく藤村でもなくこの楢舘だった。雨の中のハマスタでの試合で終盤にリリーフ登板。最後は打たれてしまったもののコンディションが良いとは言えない状況の中でも丁寧な投球が光っていた左腕。卒業後は北信越地区の新潟市・バイタルネットへ進むことに。バイタルネットには商大OBでもある松本 賢人、河野 圭介、藤澤 浩太、マネージャーの小松田 眞福を始め御簗 翔、山地 大成が所属しており環境としてはすぐに馴染めるのではないだろうか。投手陣にはわずか3名しか左腕が在籍しておらずチャンスは多くもらえるのではないでしょうか。


藤村 哲之(東芝)

画像10

プロ注目として名前が挙がっていた最速146キロ左腕はプロ志望届を出さずに10月11日に西関東の川崎市・東芝へ進むことが報道された。リーグ戦を観ていると被安打や四死球は決して少ないわけではないが、それでも6回を投げて3点以内に抑えたりと粘りの投球を持ち味としている投手で、実際に昨秋は55イニングを投げ47個の三振を奪うも被安打が49と1イニングあたりほぼ1本は安打を打たれている計算に。それでも防御率が3点台で収まるのを見ると先述したように粘りの投球が出来ているのではないでしょうか。東芝は西関東予選で福本がまさかの2試合連続で先発(しかも連戦)しており、投手陣は手薄と言えるのではないでしょうか。その中で怪我などのコンディション不良がなければ1年目から先発の機会が巡ってくると思います。


【神奈川工科大学】


萩原 虎之介(茨城日産自動車)

画像13

3年春から登板がないものの、下級生の頃からリーグ戦経験のある左腕。投げ終わりの重心がかなり低いなと思いながら観戦した印象があります。進路は2021年春から本格始動する北関東地区・茨城日産自動車へ。既にJABAへの加入申請も終了しておりあとは承認待ちの状態。北関東地区には日立製作所や日本製鐵鹿島など都市対抗出場チームに加え、SUBARU、エイジェック、全足利など強豪チームが揃う地区に。発足メンバーとして「NISSAN」のユニフォームを着て躍動してほしい。

河本 裕嗣(愛媛マンダリンパイレーツ)

画像14

最速153キロ右腕。リーグ戦での登板経験が多くない為、情報が多い投手ではないもののハマスタのガンで147キロを計測するなどポテンシャルは十分にある。プロ志望届を出していたものの指名はなかったが、卒業後は愛媛マンダリンパイレーツで継続することが決定した。愛媛には日ハムなどで活躍した正田 樹が在籍しており、上のステージを目指すのであれば良いお手本になる投手が身近にいるのは大きい。また、同じ神奈川リーグから神奈川大学の松本も進むことが決まっており投打での神奈川OBの活躍に期待したい。

【鶴見大学】


代田 涼輔(ハナマウイ)

画像11

鶴見大のエースとして昨秋は60回1/3を投げるなどスタミナ抜群のサイドハンド右腕。卒業後は昨年、創部2年目で都市対抗出場を決めた南関東の富里市・ハナマウイへ進むことが決まった。ハナマウイには都市対抗で完投した平野を始め久保田、林、道上など神奈川OBも数多く在籍している。南関東地区では一昨年にJFE東日本、昨年にHONDAがそれぞれ都市対抗優勝で翌年の都市対抗本戦への推薦出場が決まっており、ハナマウイにも十分にチャンスは巡ってくるのではないでしょうか。



須藤 貴大(IMF BANDITS富山)

昨年の秋季リーグ戦、開幕戦のマウンドに上がったのは先ほど名前を出した代田ではなく須藤だった。個人的にはリーグ戦を含めて観るチャンスがなく、どんな投手かの写真や映像が一切なく申し訳ないです。進路は今年より企業チームへ転身した北信越地区の富山市・IMF BANDITS富山(旧チーム名:バンディッツベースボールクラブ)へ進むことに。創部してまだ4年と結成してからまだ歴史が浅いチームだが、昨年の都市対抗出場した伏木海陸運送相手に1点差ゲームをし惜しくも敗れてはしまったものの、都市対抗出場チームを追い詰めるなどチーム力はかなり高い。



野手編に続きます




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?