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神奈川リーグドラフト候補〜桐蔭のスラッガー・渡部健人〜


こんばんわ。Yです(@kngw_baseball)

9月1日より大学生のプロ志望届の受付が開始されましたね。神奈川リーグからは9月2日提出で桐蔭横浜大学・渡部健人選手が提出し受理されました。

今回はその渡部健人選手についてどんな選手なのかというのを紹介させていただければと思います。


【打撃】

リーグ戦では通算10本塁打を記録し、現役選手の中ではリーグNo1の本塁打数を誇る右の強打者。桐蔭横浜大学では1年春からレギュラーとして出場し、ハマスタではレフトスタンドへ完璧な本塁打を放てば、神宮球場や相模原球場などで右中間スタンドやライトスタンドにも本塁打を放つなど逆方向へ強い打球を放つことも出来る。また1年春・3年春と2度出場した全日本大学野球選手権ではそれぞれ打点を記録するなどチャンスでの強さも兼ね備えている。さらにバントもしっかりと決めることも出来るのが特徴です。

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フォームは一時期はすり足にしたりしていましたが、現在は左足を上げるフォームになっています。打ちに行く際にはテイクバックが小さくしつつも前が大きく、強いスイングで打球を捉えるフォームになっています。上記写真で見ていただくと1枚目が投球動作に入った後のシーンで2枚目がスイングの際の写真です。フォームにはクセがなく非常にシンプルなフォームになっています。

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打撃フォーム(2020年3月17日撮影)


【守備】

守備では1年生の時はファーストを3年生からはサード、3年秋には3試合のみの出場だがショートを守るなど複数ポジションをこなす事が出来、リーグの他の野手などと比べても守備に関しては悪くはなくそつなくこなしている印象があります。ただ、三塁ゴロを捌いた後の送球にノビがなく垂れているようにも見えてしまう送球が昨年の全日本の際には何度かあったように感じます。ゲッツーの際の送球やホームへの返球に関してはそのような送球はないだけに、ファーストへもう少し強い球が投げられるようになればより良くなるのではないでしょうか。

【走塁】

50m6秒前半で走るなど体型からは想像できないスピード感を出す事が出来る。リーグでは盗塁機会自体多いわけではないものの12回企画し9回成功するなど盗塁技術もある。一塁到達は送りバントの際に記録した数字で4.08、二塁到達は最後に減速をして8.33と数字上では悪くはないのでしょうか。

リーグ戦成績

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リーグ戦本塁打数は梶原(神奈川大)や古寺(関東学院大)の7本を上回る10本塁打という数字を叩き出すパワーはやはり魅力的なものがあると思います。昨年は調子を崩したものの2年春には打率も4割を超えるなど結果を残したと言え、この年の彼の成績が残せればNPB入りも大きく近づくのではないでしょうか。


総評

打撃面ばかりフォーカスされますが、守備面も決して悪いわけではないように感じます。本塁打数もここ数年では多い数を放っておりここから先にさらにアピールをするのであればもっと守備に対しての安定感と打撃面でのコンタクト能力が欲しいかなと思います。もちろん動きが悪いというわけではないのですが、全日本大学野球選手権では弱い打球に対してチャージをかけたもののグラブの下をボールが抜けていったり、OP戦ではゲッツーを取れると焦ったのかボールが手につかなかったのか分からないが悪送球をしてしまうなど、軽快な動きが出来るだけに少しだけ雑なプレーのように感じてしまいます。また打撃面では映像などを見ていると外のスライダーを追っかけてしまい空振り三振になってしまったりボールゾーンの球に釣り出されてしまったりと、どうしても悪い部分だけが印象に残ってしまう。もちろん、ミスを取り返すだけの打撃であったりプレーはだせているだけに、NPBの世界に行ってもらうには今まで以上の安定感を出して欲しいと感じます。




以上が渡部健人選手への簡単な紹介記事?になります。9月12日から秋季リーグが開幕し、渡部健人選手の所属する桐蔭横浜大学も出場しますので是非とも球場へ見に行かれてはいかがでしょうか


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