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曖昧日記

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日々のことを徒然に
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#読書会

20240608

 村上春樹『風の歌を聴け』(集英社文庫)の読書会だった。今回は村上春樹の研究者の方も参加…

20240525

 アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』(高見浩訳、新潮文庫)の読書会だった。この作品に…

20240511

 ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』(小尾芙佐訳、ハヤカワ文庫NV)の読書会だった…

20240412

 ようやく春らしい天候に恵まれ、寒暖の差も落ち着いてきたようだ。平年よりはずいぶんと遅ま…

20240316

 マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(斎藤英治訳、ハヤカワepi文庫)の読書会第二回だ…

20240315

 小川洋子『余白の愛』(中公文庫)の読書会だった。突発性難聴を患った語り手が速記記者のY…

20240302

 マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(斎藤英治訳、ハヤカワepi文庫)の読書会だった。今回は五章までの第一部。ディストピア小説と言われているが、今の日本の状況と何ら変わりないのではないかという意見も聞かれた。わたしはここで描かれる支配階級の男性であり、実家も裕福ではないが貧困でもなく、彼女たちの苦しみを十分に理解できる境遇にないため昭和や平成という今よりも女性蔑視がひどかった時代を生きてきた女性たちの感想を聞くことができるというのは、とても意義深い機会だった。

20240203

 節分の日。スーパーやコンビニやレストランの店頭で恵方巻が売られていて、随分と浸透したの…

20240127

 蛙坂須美さんとスミス市松さんの主宰するモアメド・ムブガル・サール『人類の深奥に秘められ…

20240120

 遠藤周作『沈黙』(新潮文庫)の読書会だった。彼の作品はずいぶん前に『深い河(ディープリ…

20231209

 田辺聖子『とりかえばや物語』(文春文庫)の読書会だった。最近は日本の古典文学に興味があ…

20231118

 米作家ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』(岸本佐知子訳、講談社文庫)の読書会だ…

20231104

 カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』(小野寺健訳、ハヤカワepi文庫)の読書会だった。読了…

20231027

 小川洋子読書会だった。今回の課題図書は『琥珀のまたたき』(講談社文庫)。山奥の壁に囲われた一軒家で幼い三人姉弟が外の世界を知らずに、独自の世界観の中で暮らす様子と、その思い出を回顧するアンバー氏に想いを寄せる「わたし」目線での二つの空間と時間が同時に展開していく。この構造上、代表作は比較的読みやすいと思っていたが、今作はかなり苦戦した。と同時に、登場人物にも感情移入できずにいた為に物語のカタルシスも感じることができなかった。かなりネガティヴな感想になってしまったが、参加者の