初めての後輩ができて、やって良かったこと
2022年に起こった最も大きい変化の一つが、仕事で後輩ができたこと。これまでの人生でも、「後輩」なる存在はいたものの、「育成」「メンター」の役割を担ったことがなかった私は恐れ慄きました。
今回は、初めての後輩ができて、やって良かったことを振り返りつつ、来年の課題をつらつら書き残そうかなと思います。
5月：新しいチーム体制へ - 毎朝15分の1on1
先輩が産休に入った5月。先輩の仕事を引き継ぎつつ、先輩が育成を担当していた後輩のサポートをすることになりました。
後輩（入社2年目）ではあるものの、年齢は一つ下。あんまり先輩ヅラするのも違うよな、と。ただ、彼女にとっては初めてのデスクワーク。そのため、教えるべきことはきちんと教えなければいけません。
そこで私が始めたのが、毎朝15分〜30分の1on1。プライベート/仕事かかわらず、ざっくばらんに話していました。
この時間は私にとってもありがたかったです。リモート下で、テキスト中心のやりとりだと、お互いの体調や、私以外の上司とやりとりしている彼女の業務が分かりづらく。。。
また、後輩→先輩への声かけって、信頼関係ができるまではなかなか難しいよな、と感じていました（自分がそう）。毎日決まった時間に1on1をすることで、「ちょっと気になっていること/わからないこと」を話しやすくなったかなと思います。
8月：独り立ちを後押しする - 任せる→驚く
一通り業務の流れを覚えてもらうと、だんだん彼女からもアイデアの種（ぼやき？笑）を伝えてくれるようになりました。
例：「この業務の流れ、もっとシンプルにしたいですよね〜！」「もっと〇〇のサービスで、集客したいですよね〜」など
この時私は、「じゃあ改善して大丈夫だよ〜！」「どんどんアイデア出してね〜！」と言っていたのですが、なかなか具体化せず。
ふわっとしたアイデアのまま、「なんとかしてね」お願いするのではなく、少しブレイクダウンしたタスクをお願いすることの重要性を痛感しました。
例：この業務の流れ、もっとシンプルにしたい
→今の流れの問題点を挙げてもらう→どう改善できそうか、案を考えてもらう
→自分の業務リソースと相談しながら、いつまでに実現できそうかを握る
（やや表現が過激だけど、👇のイメージに近い）
優秀な人には、ただ面白い「事業」を与えるだけで成果を出す。
— 安達裕哉（Books&Apps） (@Books_Apps) December 23, 2022
普通の人には、事業をいくつかのパーツに分解して、多少工夫の余地がある「仕事」として与えると、成果を出す。
能力の低い人には、「仕事」をさらに分割し、時間とオフィスで拘束し、単純な「作業」を与えると、成果を出す。
あと、この時に悩んでいたのが、どう「褒める」か？でした。
なんか、「褒める」って偉そうじゃない、、、？
「褒める側が上（自分）で褒められる側が下（後輩）」みたいな認識を、私自身が持ちそうで怖いな、、、、。と思っていました。
そこで参考にしたのが、保育士のきしもとさんのツイート。
褒め方に悩んだ時に僕が気をつけたいこと
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) November 28, 2021
褒める、というのを「やる気を出させたりもっとやってもらうためにおだてるもの」ではなく、「自分ができていることを自分で気づけるための声かけ」にしてみる。 pic.twitter.com/bWeTdmogVA
おだてるのではなく、できていることを言語化する。驚く、感謝する。まだまだ私もできていないですが、褒める/感謝する技術を養っていきたいなと思っています。
また、併せて参考にしたのが2020年に出版されてから、重版出来を重ねている『心理的安全性』。心理的安全性を高めるコミュニケーションの技術として、「きっかけ→行動→みかえり フレームワーク」が紹介されているので、興味のある人はぜひご一読を！
https://www.amazon.co.jp/心理的安全性のつくりかた-「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える-石井遼介-ebook/dp/B08JVDFT59
10月：「お願い」しなくていい状態を作る - タスクリスト
10月頃から、繁忙期が始まりました。常に8-9個くらいプロジェクトが進んでおり、細かいタスクをこぼれないようにするだけで一杯一杯。そこで（今更ながら）プロジェクトごとのタスクリストを作成しました。
色々なタスクツールを試したものの、結局エクセルに落ち着きました。タスクをだ〜〜〜〜っと書き出し、誰がどこに責任を持つかを決めました。
ただ、私-後輩チーム以外のタスクも、それぞれ抱えている状況。そのため、お互いの業務量を見ながら、毎朝の1on1でタスク量や責任範囲を随時調整していました。
この辺りから、「私が指示する→後輩に行動してもらう」という流れが、「全体像をお互いがわかっている→自分の役割を意識しながら、必要なアクションをとる」と言った流れに変わってきたかなと思っています。
もっと早くやれば良かったかな〜〜〜と思いつつ、仕事の全体像やそれぞれのタスクの解像度が上がった段階で、このやり方に切り替えられたのは良かったかな〜〜と思っています。
来年やりたいこと
振り返りながら、今年は本当に大変だったなと思いました（笑）。でも、その分新しいことにチャレンジできたり、お客さんから自分自身を認識してもらえたりと、先輩がいたらやろうとも思わなかったたくさんのことを経験しました。
私も今の仕事をずっと担当するのではなく、どんどん後輩に渡して、会社としての新しいチャンスを作りたいなあと思っています（真面目だ！！！！！）。
明日は、初めて営業をやってみて、やって良かったことをまとめようと思います〜〜〜（多分）！
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