8.僕の部屋は商店ではない

立ち退きの注意点。立ち退き交渉の進め方。

「立ち退き」に関して検索してみる。キーワードを変えてみる。気分を変えて散歩に行く。本を取り寄せる。料理を作る。引越し先を検索する。掃除をしてみる。しばらく目を瞑る。本を読む。ネットの記事を読む。

どうやら大家さん向けの内容が多いようだ。賃貸に住んでいて立ち退きを求められることはまれである。賃貸物件を所有していれば数十年に1度は経験するだろう。それも全室いっぺんに。立ち退きの情報は大家さん向けにする方が利益になる。

ネットも本も使えないとなると弁護士に相談することが考えられる。いや、その前に判例を調べた方が良いか。本には昔の判例が載っているものもある。大雑把に言えば立ち退きの妥当性を争うものだ。

商店であることが多い。移転するとお得意さんの来店が減る。ネットで有名になった「受取補償金」はこの不利益をお金で解決するものだ。ただ本だと情報が古く限定的だ。上場企業の適時開示情報を検索してみよう。

例えば、ルノアールの2019/9/12「特別利益の計上に関するお知らせ(pdf)」を見ると特別利益として7,300万円を計上している。同様に、2017/8/3に1.4億円。2016/12/16に9100万円。商店の場合は参考になるが僕の場合は問題がある。

僕の部屋は商店ではない。