18.僕は借地について調べた

底地 + 借地権 = 土地

借地権が設定されているかどうか。つまり借地か否かで土地を区別する必要がある。いちいち借地権の設定された土地とは言わないようだ。

借地権は住む人が土地を借りる権利だ。借地でない土地の金額を100%とすると借地権が設定されている土地の価格はずっと低くなる。土地から借地権を除いた土地。借地権が設定されている土地のことを底地という。

つまり、僕の実家の大家さんな亡くなり、その相続人は底地を相続したということだ。不動産投資会社が購入したのも底地。借地権は借りる相手が変更になっても底地とは関係なく今までと同じ。僕の実家の所有する権利になる。

不動産投資会社がさんざん購入を勧めてきたのは底地のことだ。一般に底地は資産価値が低い。流動性がなく売りに出したとしても買い主はほぼ借り主に限られる。

底地が売りに出るタイミングは大家さんが亡くなったときだ。大地主が亡くなると相続税の支払いに困ることがある。そこで二束三文で底地を仕入れる不動産投資が成り立つ。

底地を所有していると固定資産税を負担することになる。しかし、それを上回る地代収入がある。底地の価格が高額ならば金利を考えると投資対象にならない。しかし、安く買えたなら売れなかったとしても投資額を地代として回収する期間が短くなりリスクはほぼ無い。予定通り売れたなら丸儲け。

要は底地はいくらなら買いかということだ。