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Fuller

それまでビッグバンド一辺倒だった僕が、高校生になったぐらいでコンボ編成へ興味を持ち出して聴き始めたのが、先日残念ながら亡くなったCurtis Fuller。ネットも無い時代、家と学校の往復の高校生が仕入れる知識なんて特になく、ジャズトロンボーンといえばJ.J.Johnsonかフラーの二択だったけど、昔からアーシーだったりホットな演奏が好きだったのか、ガツンと響いたのがフラーだった。あったかい音色、朴訥な感じ、全部好きになった。それからずっと僕の大事なアイドル。

所謂ジャズジャイアンツと呼ばれる人たちは、僕がいろいろ聴くようになった頃にはほとんど天国だった中、フラーは健在で、同じ時代を生きていて、しかも10年ほど前までは新譜も出ている。変わらずあったかい音色でいろんな曲を吹いている。おおらかなサウンドも好きだし、リビングレジェンドというのが痺れた。僕の初めてのボントロアイドル。大好きでした。ありがとうございました。

…って書いてたら、Raul De Souzaの悲しいお知らせ。もう勘弁して欲しい。

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