謝謝!
▼収録アルバム
フェイクファー(1998/3/25リリース)
今日はお花見に行きました🌸
暑いくらいのいいお天気で、桜もまだまだ綺麗に咲いていてたっぷり楽しめました。
そんな身体も心もポカポカの日に聴きたい一曲、15曲目は「謝謝!」です。
この曲は目の前がパァーッと開けるようなイントロで始まり、心が浮き足立つような感覚になります。
ゴスペル調のコーラスが入る明るいメロディーに、[です・ます調]の歌詞は新しい門出や旅立ちを連想させ、今まさに聴きたい曲です。
私は1番のAメロが特に好きです。
終わることなどないのだと強く思い込んでれば
誰かのせいにしなくてもどうにかやっていけます
という歌い出しなのですが、ここは、ダメになっても腐りそうになっても、人のせいにしなければどこかに道は続いて行くと思わせてくれます。
色々なことがあるけど、全て自分の気の持ちようだよなーと。
また、スピッツはデビューした1991年からロビンソンが大ヒットする1995年までなかなか曲が世間に浸透せず、何で売れないんだろう?何がいけないんだろう?と悩みの中にいたと本で読んだことがあります。
そういう経験があるからこのような歌詞が出てくるのかなとも思いました。
続いて、
やり直しても良いのです 今度はひとりぼっちでも
記号化されたこの部屋から ついに旅立って行くんです
という部分は、特に「今度はひとりぼっちでも」という歌詞がすごく沁みます。
例えば、「みんながついてるよ!」とか、「応援してるよ!」とか言われるより、「ひとりぼっちになっても、やり直せるんだよ」と言われる方が気持ちがストンと楽になるし、とことんやってみようと思わせてくれます。
スピッツは基本的に、その曲の中に出てくる主人公自身の決意や思いを歌っているというか、人に頑張れと言ったり、応援するスタンスの曲ってないんです。
自分ごとのように歌うからこそ言葉の重みを感じるし、刺さる歌詞が多いのかなと思います。
明日から(書いてたら今日になってる‥‥)新年度が始まりますが、「謝謝!」聴いて頑張ります。
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