夜を駆ける
▼収録アルバム
三日月ロック(2002/9/11リリース)
19曲目は「夜を駆ける」です。
毎度言ってる気がしないでもないですが、この曲本当に好きです。
タイトルと曲の世界観がぴったりすぎて怖い。
イントロからして美しい。
ドラムがイカし過ぎている。
一言で言うとはちゃめちゃに格好いい曲です。
この一曲で小説が出来上がりそうなくらいストーリー性のある曲で、出てくるひとつひとつの言葉の美しさに圧倒されます。
例えば、この歌詞。なんだこの表現。
似てない僕らは 細い糸でつながっている よくある赤いやつじゃなく
落ち合った場所は大きな木も ざわめきやんで
2人の呼吸の音だけが 浸みていく
そしてサビ
君と遊ぶ 誰もいない市街地 目と目が合うたび笑う
夜を駆けていく 今は撃たないで
遠くの灯りの方へ 駆けていく
誰にも邪魔されず君といられる幸福感に包まれながらも、近い未来に終わりが来ることを悟っている、憂いを帯びた歌詞ですよね。。爽やかな絶望を感じます。
そしてこの曲の格好よさを引き立たせるドラム!
特にサビが本当に走っているような演奏で、存在感があるのに決して他の楽器やボーカルをかき消すようなことはなく、何度も言いますが本当に格好いいのです。
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「夜を駆ける」、スピッツのベストアルバム作ってってもし言われたら絶対入れるなあ。
でもなんやかんや決められなくてベストアルバム5枚組とかになりそう。
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