フェイクファー
▼収録アルバム
フェイクファー(1998/3/25リリース)
34曲目[フェイクファー]、本当に大好きな曲です。
初めて聴いたのは中1の時だと記憶していますが、正直その時はどういう感想を持ったのか覚えていないくらい印象がありません。
大学3年くらいになって、いつものように移動中スピッツの曲を聴いていて、フェイクファーが流れて、「え、フェイクファー、こんなにいい曲だったんだ」と気付きました。
その時の心情とリンクしたのかなんなのか分かりませんが、その時から今日に至るまで[フェイクファー]は特別な曲と思っています。
イントロが流れた瞬間に胸が詰まって、毎回泣き笑いたいような気持ちになるんですよね。
優しいメロディーで、草野さんの歌声も柔らかい感じなのですが、何故か切なさや悲しみを感じる曲です。
タイトルに[フェィク]と入っているのも、なんだか寂しい感じがしますよね。
そして歌詞。歌詞も全体的に切なさをまとっています。
その中で、とても印象に残る歌詞があります。
柔かな心を持った はじめて君と出会った
少しだけで変わると思っていた 夢のような
唇をすり抜ける くすぐったい言葉の
たとえ全てがウソであっても それでいいと
こんな風に人のことを想えるって、めちゃめちゃすごくないですか。
中学生の時はピンとこなかったけど、大学生になって改めてちゃんと歌詞を意識した時に、「こんな風に人を想える人生を送りたい」と思ったんですよね。
とても素敵な歌詞だと思います。
ーーー
ただ、以前は[フェイクファー]に収録されている曲はほとんどライブで演奏されませんでした。(シングルは除いて。)
そういうわけで、[フェイクファー]を生で聴くのも半ば諦めていた2014年。
スピッツ初の武道館公演で、演奏したんです。
イントロが流れた時何が起きたか分かりませんでした。
でも、あの感動は一生忘れないと思います。
また聴きたいけど、もっと聴きたいくらいで丁度いいのかも。。
特別だから、ライブ定番曲には絶対になってほしくない、でもまた聴きたい‥‥なんとも言えない気持ちです。
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