青春生き残りゲーム

▼収録アルバム
色色衣(2004/3/17リリース)

面白いタイトルの17曲目「青春生き残りゲーム」。

すごく好きな曲です。
アルバム発売当時は中学2年生で、周りの友達がスピッツに興味を持ってくれなかったので、母親に「この曲いい曲やけん聴いて!」と半ば無理やり聴かせていた記憶があります。


タイトルには「青春」と付いているけど、割と大人向けの歌詞‥‥?

本当の寂しがり屋は 金棒で壊しまくってる
まちがって悪魔と踊る よろこんで命もけずる
荒れ荒れのハートに染み込む 人の幸せの粒が
明日には変わるはずさ 気のせいでいいよ 今は

出だしからこの歌詞。ぐさぐさ刺さります。

寂しいけど素直に言えなかったり、ばかみたいな過ちをおかしたり、人が羨ましくて仕方なかったり‥‥‥
生きているとどうしても避けて通れないモヤモヤした気持ちやもどかしさを歌にしてくれて、最後には「気のせいでいいよ」と気持ちの逃げ道を作ってくれる!ありがたい!

そしてサビです。

生き残れ 星降る夜に 約束通り必ず会おうよ
花吹雪 身体に浴びて 笑えるくらい瞳輝かせて

ため息が出るくらい美しい歌詞です。
まざまざと情景が浮かんできます。
シチュエーションはよくわからないけど、すごく幸せそうな歌詞ですよね。

モヤモヤ、くさくさ、じめじめ、そんな気分から一気に解き放たれて、家から飛び出したくなります。

さらに、曲の最後の

紙飛行機 恋する季節 百億世代続いた糸を切る

という歌詞の後に控えめな爆発音?のような音が入っており、静かにうおお!ってテンションが上がります。あくまで静かに。

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青春時代に聴いていた曲って、今でも特別な曲が多いです。
当時の色々な思い出とつながって記憶が鮮やかに蘇り、気持ちが一瞬で当時に戻ります。
これって死ぬまでそうなのかな。

何歳まで曲と記憶が結びつくのか、自分の身体で実験したいと思います。

#スピッツ

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