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ハレ晴レはろり

煩悩が晴れまくった1日だった。朝5時起きで、ずっと前から行きたかったところ全てに行ったのだ。

まずはTAMAGOYA。噂によると、平日5食・土日祝日は10食限定の『メダマヤーキ』というものが食べられるというではないか。目玉焼きの見た目をしているのに目玉焼きでは無い何か。気になる。とっても気になる。

開店30分前に着いたが、既にお店の中は人で溢れていた。まずい。このままでは私の(ではないけど今日は絶対に私の)メダマヤーキがなくなってしまうのではないか。

と思っていたが、どうやら私は間に合ったらしい。「メダマヤーキってまだありますか?」と店員さんに聞いたところ、笑顔で「はい、ございますよ」と答えてくれた。

出来上がるまでには20分ほどかかるという。その間私はというと、他のお客さんのところに運ばれてくる別のメニューに目がいっていた。

すごい、すごい。どの商品もメニュー通りだ。3つに重なったパンケーキは店員さんが持って歩くだけでもフルフルと揺れ、その上に載っている桃はまるまると、ちゅるんとしている。ブリュレパンケーキなんてもう、カスタードクリームが溢れてしまいそうだ。ひたすら感動しっぱなしだった。

そんなことをしていると、メダマヤーキが運ばれてきた。

見よこのアゲリシャスっぷりを…!

とろとろのミルクソース。はち切れんばかりの卵黄ソース。目玉焼きのようで目玉焼きでは無い何か。それはパンケーキ。

崩れないようにそっと切って口に運ぶと、じゅわあっと広がる甘さ。ミルクソースと卵黄ソースをつけて食べてみると、その甘さはいっそう深みを増す。

私、もうここから動きたくない。一生これだけ食べていたい。一瞬、本気でそう思ってしまった。

🍳🥞

お次はめんたいパーク。無料で入れて年中無休。見学コーナーで明太子の作り方を知るも良し。明太子尽くしの料理を食べるも良し。明太子好きには天国でしかない場所だ。

中に入ったらまずしたこと。それは試食。辛さを確かめるためにしなくてはならないことである。

辛さを確かめたかったのは本当だけど、8割は単純に食べたかっただけ。

ぷっちんぷっちんのつぶつぶ。辛いものが苦手な私でも、お水を飲みながらなら美味しく食べられるくらいの辛さだった。塩気は今すぐほかほかごはんをかきこみたくなるレベルだった。

見学コーナーで、こんなものを発見した。

ほう…🦉

明太子=タラコに辛子を混ぜたものだと思っていたので、これには少し驚いた。塩に漬け込むか、辛子入りの調味料に漬け込むかの違いだった。

因みに見学コーナーの壁には明太子のつぶつぶがばら撒かれて(?)いるのだが、これが大きさも色もバラバラで、途中から「私は草間彌生展にいるのではないか」という錯覚に陥りそうになった。

めんたいパークに1つ、こだわりを感じたところがある。2階にある椅子だ。ここは大人たちの休憩所兼子どもたちの遊び場なのだが、休憩用の椅子の形をよく見て欲しい。

よーく見ると…?

そう、明太子の形になっているのだ。施設の中を見渡すと至る所で明太子アピールがされているめんたいパークだが、休憩用の椅子まで明太子の形という徹底っぷり。気が抜けない。ちょっとだけきゅんとした。

お昼ご飯には明太子のおにぎりを買った。

公式キャラクターが可愛いパッケージ

これが大当たりだった。大きな口でパクッと食べた時、脳内に千と千尋の最後の「大当たり〜!」というシーンが流れた。確か、千尋が「この中にお父さんとお母さんはいない」と湯婆婆のトリックを見破ったシーンだったと思う。

このシーンが脳内で再生された

ぷっちんぷっちん(ホントにぷっちんぷっちん)の明太子が3つも入っていた。なんて贅沢なんだ。こんなに贅沢に明太子を使ってもいいよか。めんたいパーク、お前のおにぎりはコンビニのおにぎりよりえらい。(は)

はあ…多幸感…

食べ終わってしまうのが悲しくなるくらいに美味しかった。また食べに来るからね。待っててね。

🍙🍙🍙

最後に訪れたのはテディベアミュージアム。公にはしていなかったが、私はぬいぐるみが好きだ。特に好きなのはブタのぬいぐるみだが、クマのぬいぐるみ(以下テディ)も好きだ。

テディベアミュージアムでは、世界中から集められたテディたちやテディの歴史を見ることができる。

一言で言うならば天国だった。どこを見てもテディがいる。1mmしかないテディ。お着物を着ているテディ。アコーディオンを持っているテディ。観覧車に乗っているテディ。どれもこれも可愛い子たちばかりだった。

写真撮影が可能だったので、ついつい撮りすぎてしまった。おかげで右脇が筋肉痛だ。

もふもふなこぐまちゃん

2階にはジブリのコーナーがあったので、そこにも寄ることにした。

階段を上がるとまず見えたのは、『となりのトトロ』に出てくるメイちゃんのぬいぐるみによる、メイガニの制作過程。

『むんっ』とした顔でカニの帽子をかぶるメイちゃんが可愛らしいことこの上ない

あれ?あんまり意識してなかったけど、メイちゃんってこんなに可愛かったっけ…?

メイガニも文句なしで可愛かった

ふと上を見上げると、コマに乗ったトトロが。

トトロおった…

私の中のメイちゃんが「ほんとだもん!ほんとにトトロいたんだもん!うそじゃないもん!」と半泣きで訴えている。

メイちゃん、トトロってほんとにいたんだね。うそじゃなかったんだね。

お土産には小さなオルゴールを買った。メイちゃんのカバンの中に、『さんぽ』のオルゴールが入っているのだ。

どんな音なんだろう

ちっちゃなメイちゃんが元気に歩いているところを想像すると、こちらまで笑顔になってしまいそうだ。

またいつか必ず来よう。その時にはスマホをカバンの中に閉まったままにして、もっとじっくり見てみよう。そんなことを思った。