見出し画像

頂き物の夕張メロン

母の同僚から夕張メロンを1玉頂いた。昨年からこの時期になると頂くようになった。

それを母と食べた。半玉ずつ。なぜこんなに贅沢な食べ方ができるのか。それは妹がメロン嫌いだからである。

でけえ。

とにかくでかい。あと種がめちゃくちゃ詰まってる。

上から見てもやっぱでけえ。

見た目の迫力がすごい。種が何か別の集合体のように思えてくる。

で、そのでっかいメロン半玉をスプーンでぐるっと削り、むしゅむしゅと食べていく。先ほどまで暑かった周りの空気が一気に冷えていく。

それにしても、メロンというのはなんであんなに幸せになれる味なんだろう。夏の主演俳優、スイカよりも甘みが強いからなのか。水分量が多いからなのか。そんな気がする。

種と綿をこそぎ落としたおかげでメロンの水分は減ってしまったけれど、それでも良いのだ。私にはまだこんなに中身が残っている。

あー家にメロン嫌いがいるっていいなあ。2人でこんなに贅沢に半玉も食べれるもんなあ。これ食べちゃったら回転寿司のメロンはもう食べれねえなあ。

とか考えていたらいつの間にかラストスパートになった。スプーンで削るとすぐ薄い緑色が見える。ここら辺のメロンはあんまり甘くない。

気づけば私のお腹は夕張メロンで満たされていた。心も体も、夕張メロンでいっぱい。ああなんたる幸せ。

ありがとう夕張メロン。私を満たしてくれてありがとう。

【追記】
これを書いていたらまたすぐに暑くなってきた。あの涼しさは一時的なものだと学んだ。