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装ひ堂のブックレビュー

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2022年7月の記事一覧

『ミライヲウム』/水沢秋生著

凜太郎は父と二人暮らし。彼には触れた相手の未来が見える力があるが、良くないものが見えた過去の経験から、大学生になった今も恋愛事には踏み切れないでいる。 そんなある日、彼の脳裏に、同級生の立花の未来が映し出される。 それは、彼女が血を流して横たわる姿だった…。 自然で、スッと頭に入ってくる文体は、とにかく読みやすい。遅読の私が一日で読めてしまった…。 同時にこれはミステリ作家さんにとって、最大の武器なんじゃないかと思う。 だってあまりにも自然な文体で話がとんとん拍子に進んで