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自担の17歳の誕生日

アイドルには2つ誕生日がある。
1つは生命が誕生した日、世間一般の誕生日。
もうひとつは、アイドルになった日。
ジャニーズには、有難いことに明確な「入所日」が存在する。
今日、2月21日は私の自担、神山智洋さんの「入所日」。
アイドルとして17歳を迎えたことになる。
私が神山さんを明確に認知したのは去年なので、16年もこんなに素敵なアイドルを知らずに生きていたことになる。

後悔すればキリがないけれど、私にはあのタイミングがベストだったのだ、とも思う。

元担と色々あって、自分の唯一の「好き」を失いかけていたあの頃。
「降りる」という経験を初めてしてしまって、何を基準に好きを判断すればいいのか分からなかったあの頃。

沢山傷ついていたけれど、本当は誰かを応援する気力なんてなかったはずだったけれど、あの頃、確かに私は神山さんのことが「好き」だった。
私の心の中の「好き」の部分は神山さんが守ってくれた、なんて言ったら大袈裟だろうか。
でも、わざと目を逸らしていた部分をまざまざと見せつけられる残酷な経験をしたのにも関わらず、今現在も元気にオタクとして生きていられるのは、やっぱり神山さんのおかげなんだと思う。思っていたい。

今年に入ってからの急激な激務に耐えかね、徐々に薄れていったWESTへの気持ちも、オタク仲間と見た音楽番組の映像で一瞬で取り戻した。神山さんの一挙手一投足に断末魔の叫びを上げながら、なんだか内心ホッとしていた。

極論、オタクじゃなくても、夢中になれるものがなくても、人は生きていける。それなりに愉快に生きていける。けれど。アイドルを応援することで、私は確実に「生きる力」を得ている。そう思う。このニュアンスの違いは、多分オタクじゃないと分からないんだけど。

17年。
きっと神山さんのことだから、LDHだろうと、アミューズだろうと、海外レーベルだろうと、どんなところにいても今のように頭角を現していたと思う。
それでも、ジャニーズのアイドルとして、17年も生きてくれた。形が違っていたら、私は彼を見つけることが出来なかったと思う。

だから改めて、今日1日TL中で見かけた言葉を敢えて繰り返し言っておきたい。

アイドルでいてくれて、ありがとう。
本当に、ありがとう。

これからも、許されるなら、許されるだけ、あなたの応援者でいさせてください。

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