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ギンリョウソウ 上高地 2017.07

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初めて上高地に行き、現地のネイチャー・ツアーに参加した時に出会った「ギンリョウソウ」。

独特な風貌で、白い茎がツクシのようになっていて、それが鱗のように見えることから、「銀竜草:ギンリョウソウ」と呼ばれる。別名「ユウレイタケ」。

日がよく当たる場所よりも、湿気のある、木の根元あたりに生息している。菌類のようにも見えるけど、植物に分類される。

森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生する菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的には菌類に寄生し、間接的には菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。

というような説明があり、変わった生育を行っている。「腐生植物」といい、カビやキノコを食べているらしい。「森を食べる植物」とも言われている。そのため、光合成を行う必要がなく、独特の「白色」になる。

森の中で、透明な白い色しているので見つけやすいが、なかなか無かったりする。

数年後、再び上高地を訪れ、ギンリョウソウを探しながら、自然路を歩いて行くと。。。。ありました。その時に撮ったのが、上の写真。

ムーミンに出てくるニョロニョロ、もののけ姫のコダマのような感じで、その森の主ではないけど、自分流の生き方で森に根付いている。そんな不思議な植物。

ちなみに、ギンリョウソウは食べれません。また、ギンリョウソウの種は、ゴキブリが運び役で広げてもらっているらしいです。ますますユニークな植物。



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